海外から見るベビメタの世界征服  〜NYCライブレポ〜

海外から見るベビメタの世界征服  〜NYCライブレポ〜

みなさんこんにちは。

ロンドンでの新曲発表、および武道館DVD&ライブCD発売が発表され、続々とベビメタ関連の新しいニュースがありメイトとしては嬉しい限りですね。

 

ロンドンのサプライズ、盛り上がりに忘れられがちかもしれませんが、去る11月4日、ベビメタはアメリカ、ニューヨークで単独ライブをしました。

 

今年8月、皆が武道館DVDを待ち望んでいた時に発表された、Legend1999、1997の様に、今あえてニューヨークライブのレポートと、その現場経験から見る今後のベビメタ海外展開についての考察を書きたいと思います。

 

1.開場まで

2014年11月4日火曜日。ニューヨーク公演が決まった瞬間から年休を申請していたので仕事は休み。7月のロス公演以来ベビメタを生で見れると思うと本当にドキドキモーニングだった。

私はアメリカ中西部に住んでおり、11月には気温がほぼ氷点下に近づいてくるので、万が一の降雪の可能性を考慮して朝9時の飛行機を予約していた。

もし雪が降ったら前日夜中から車で1500kmニューヨークへ、または500km位南下した都市まで車で行き、ニューヨークへ飛ぶつもりだったので、曇りだがフライトには影響なかった事をまず神に感謝した。

 

昼頃定時でニューヨーク入り、暖かい。寒い寒いと聞いていたのに全然暖かい。ヒートテックいらないじゃん!! 素晴らしい秋晴れだった。ニューヨークの天気もベビメタを歓迎しているのだと思った。

早く着いたのでバスと地下鉄でマンハッタン入り。相変わらずニューヨークの人は他人に興味が無いというか、せかせかしている。

「この人達は今日ベビメタがライブあるの知らないんだろうな、知ってたら反対方向の電車なんて誰も乗らないから休航?してもいいんじゃあないか?」とか頭の中でしょうもない事を考えながら移動したのを覚えている。

それ位楽しみだった。

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マンハッタン着、PennStationという駅で降りる。この駅から会場までは徒歩2分位、そしてそこから2分位歩くと泊まる予定のホテルがあった為、とりあえず会場の下見へ直行。

会場のHammerstein Ballroom では入り口を中心に左右でVIPと一般でそれぞれ既に列が出来ていた。VIPチケット保有者には紙で出来たチンケな整理番号を配っていた、

配っている人曰くこの番号持っていれば後で列に戻ってこれるという。適当大国アメリカなので、どうせこれも開場間近になったらウヤムヤになってしまうんだろうなぁ、と考えながらも、既に集まり始めているメイト達を見てますます実感が湧いてきた。

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その後、サブウェイでサンドイッチ買ってホテルにチェックイン。VIPの開場時間は5:45。前日あまり寝ていなかったので4時まで昼寝。

4時に起床後気温が高いのでホテルからベビメタTシャツとライブ用ハーフパンツで会場へ向かう。

 

VIPの列は既に結構並んでいた。そこでヘヴィモントリオールでベビメタにハマったポーランド系カナダ人、ニューヨーク在住のイケメンナイスミドル(彼女連れだけど彼女は一般チケットに並ばせほったらかしというツワモノ)、アメリカ南部ジョージアから飛んできた口数少なめのオタク外人、デビュー当時からベビメタ知ってたというオタク外人ニューヨーカー女子と知り合いになった。

まー、皆それぞれ嬉しそうにベビメタとの出会いや想いを話してくれました。やっぱりYouTubeってすごい、著作権の問題はあれどその発信力に改めて驚かされました。

彼らと話して面白かったのは、ベビメタ好きになって過去の映像とか遡っていくと、超初期のゆいもあを見て一種の罪悪感というか背徳感を皆感じてた、という事。

わかる。僕もそうだった。あまりにも幼く見えたから、特にアメリカでは宗教的な観点もあるのか、ああいう年代に対して大の大人が夢中になるという事が少ないので、彼らの戸惑いはかなりのものだったと思う。

彼らは日本語歌詞を自分で訳したりして、ますますベビメタが好きになったのだそう。2メートル近い巨人みたいな外人がおねだり大作戦の歌詞についてウホウホ興奮して話す姿はかなり面白かった。

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そんなこんなでVIPの列ではVIPパスの配布が開始された。珍しく運営がキチンと購入者のリストを持っていて免許証とチケットと名前を照会していた。

ネックストラップ付きのVIPパスを受け取って中身をみると、Su-Metalのサインが書いてある。

「そうか、メンバーのサインがプリントしてあるのか、ま、そんなもんか」と思ってペロリとページをめくると今度はYui-MetalとMoa-Metalのサインが1ページに書いてある。

「どうせなら一人1ページにしたらよかったのに」とか思ってたらゆいもあのサインページの横にあるSu-Metalのサインが書いてあったページの裏面にマジックが染みているのを発見。

「わわわわわあっわわわわ、こここここここ、これ直筆じゃあないかーっ」と周りの外人と大興奮。大の大人なのに。家宝入り決定。ホテルから念の為持ってきてたビニール袋でグルグル巻きにしてポケットへ、こんなん汗でシワシワにされちゃたまらん。と。

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そんなこんなで5:00を過ぎると仕事を終えたマンハッタンのエリートビジネスマン達が帰路につき始め、開場待ちの行列の横を足早に歩いていく。

何度も「What is this line for?」と聞かれた、「babymetal」と答えるとなんだかリアクションに困ったような納得したようなよくわからない反応をして皆去って行った。

またしても周りの外人と「Stubhub(アメリカのチケット転売サイト)で今$20だせばすぐ携帯にチケット届いて伝説の証人になれるのに、もったいない」とベビメタを知らない人、および彼らが知らないでいる状態について話しあったりして開場待ちしていた。

 

2.開場

結局7:00近くまで待ってVIPが開場開始。開場入りするとガラガラ。開演は8:30と聞いていたのでラストトイレタイムの為、地下のトイレへ直行。

すると物販と荷物預かりのクロークがあるではないか!!素晴らしい!! 終演後引き取ろうと思っていたSidestepというアプリで事前予約していたグッズもすぐ引き取ってクローク($5)に預けた。この間約3分。

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前回のロスのライブは灼熱地獄だった為、バーでゲータレード(ようするにスポーツドリンク)を買っていざフロアへ!!まだ3列くらいしか並んでおらず、ど真ん中の3列目に位置取り。近い、しばらくするとここにベビメタが現れると思うとホントに震えた。

外で一緒にならんでたポーランド系カナダ人、オタク女子、ノースカロライナから来たサイリウム白人親父、スレイヤーのメンバーにいそうなサウスカロライナから飛んできた厳つい白人親父(ロスとガガ公演2つ行ってる)と談笑しながら開演を待つ。

その場で「とにかく前列が盛り上げなきゃいけないから携帯でビデオ撮って地蔵になるのはヤメよう」、と外人メイト皆に言うと、「そんな失礼な事するつもりはない、だいたい後ろで誰か撮ってるだろ」と皆頼もしい。素晴らしい、それがLiveだよね。

 

開場は奥行きに対して天井が高かった。これならロスみたいに酸欠になることないのでは、と一安心。

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暗いけれでも見えたステージは2段になっており興奮。開場がロスより大きいのでステージとの距離は少し遠くなったが全然近い。外人とともに興奮しっぱなしで8:30まで待つ。

8:15位には開場はほぼ埋まっていた。ロスの時より、ホワイトカラーの白人風の人が多かった気がする。やはりニューヨークは少し違うな、と思った。

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3.開演

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8:30をちょっと過ぎると開場が暗転、紙芝居が始まる。歓声が上がる。BABYMETAL DEATHが始まる。メンバーがステージ上段からせり出してくる。

なんか普段いつもテレビや携帯で動画を見てるからか、見える世界が異常に鮮明で滑らかな事に戸惑った、「そうだこれはLiveだ、ベビメタメンバーに当たった照明光が反射して今俺の目ん玉に入って脳がこの光景を認識してるんだー」と半ば変態的な事を考えながらもうゾワゾワしっぱなしだった。

BABYMETAL DEATHのBを叫んだ瞬間、「今日は違う」と思った。周りの外人メイトが本気で「Bーーーっ」と叫んでいる、彼らはLiveに参加していた、いや演者の一人になったかのように叫んでいた。「いいよ、いいよ、これいいよ、いいね!」ともうMAX限界みんなで叫びました。

 

SU-METALはすごく自信に満ち溢れているように見えた、会場の入り具合を見て満足そうだった。少しアゴを上げて両手を広げて観客を見る姿は神々しかった。MOA-METALは一方すごい笑顔だった、なんというか芸能人オーラ満点というか、キラキラしてた、これは外人さんやられちゃうでしょ。YUI-METALは真剣な表情だがアヒル口で口元は笑っていた、3人ともスタイル抜群にいいし、照明もいい感じでなんか漫画の中に入りこんだような光景だった。

 

BABYMETAL DEATHが終わると「いいね!」が始まった。僕の大好きな曲。外人が「Hey,Hey」と言っている、すごい、やっぱりロスと違う、とまたプチ感動。だが「お前の物は俺のものーっ」は僕と他の日本人メイトさんだけが叫んでいた、これは次回の課題ですな。

間奏の煽りは予想どおり「ニューヨーク!!」だった、これには外人も絶叫。そうだよなぁ、米国東海岸は待ち続けたもんなぁ、単独公演は7月のロスだけであとはベガスとかユタとかデンバー止まりだったもんな、そりゃ叫びたくなるよな、と思いながらPut your Kitsune Upでドロップへ、あーもう最高でした。

 

その後はウキウキミッドナイト。これも掛け合いなかなか声がでていた、僕はメタルレジスタンスは実はメタルを表面にだしたアイドルレジスタンスだと思っているが、それは確実に進行しているようだ、アメリカ人がドルヲタと化し始めている。掛け合いの時にマイクを差し出すSU-METALの腕の曲がり具合にもう完全に皆、少なくとも僕はやられていた。ついでにいうとSU-METALが笑った時に目の下にできる涙えくぼにもやられていた。

ここで目の前にいたオタク外人女子が圧縮のキツさに退場、皆「道を開けろー」と叫ぶと、圧縮がスッと弱くなり彼女は後ろに下がっていった。可哀想だな、と思いつつも周りのメイトのマナーの良さにまた感心。

続いて悪夢のロンド。これはもう圧巻、皆地蔵タイム。この日のSU-METALはよく声がでていた。踊りもキレキレ、ものすごい迫力だった。神バンドの息もぴったり、音響もいい。ただひたすら突っ立ってその一挙一動を感謝しながら見させていただきました。

そして4の歌。みんな「ヨンヨンっ」と叫んでいた。いいねー。何よりゆいもあの破壊力はすごい、踊りのキレもすごい。間奏のレゲエ調のとこのあの緩い感じとかアメリカ人大好きだから皆ニコニコしながらヨンヨヨヨヨヨンと歌っていたな。

神バンドソロからのCMIYC。神バンドソロの時の歓声はアメリカまだまだだ。もっと叫んで欲しかったな。CMIYCは相変わらず重くて盛り上がった。

紅月も素晴らしかった。これもちょっと地蔵気味になってしまった。ここら辺からドセン真ん前にいた黒人のセキュリティがニヤけながらノリ始める。だろー?今すぐ後ろ振り向いて今後ろにいる女神を見たいだろー、俺は全く責めないぞ。俺ならそーする。と思った。

そしておねだり大作戦、開場待ちの時に自主的に誰かが配ったフェイク紙幣が観客の一部から撒かれる。相変わらずゆいもあのキレはいい、汗も少なめだった、演者としても快適に動けたのではないだろうか?ナイス空調。今回ライブ中盤からますます音響がよくなってきたと思う、PAの方々ありがとうございました。

メギツネ。これは多分一番盛り上がった。というより、掛け合いが外人メイトでもやりやすいのだと思う。ロスでは「Hey」が大多数だったが今回は「Sore」とキチンと予習していた、素晴らしい盛り上がりだった。SU-METALのお面は観客席手前に落ち、即スタッフが回収。欲しかった。

ドキドキモーニング。この曲アメリカ人大好きなんだね、大合唱だった。SU-METALの笑顔率が一番高いのはこの曲だったかな、超真剣な顔してると思ったらクルっと笑顔に変わって、本当にすごいなと思った。完全に皆やられていた。少なくとも僕はやられていた。

ギミチョコ!。ギュワーンとオケが流れ始めると米人が口々に「Oh Boy」「This is gonna be fun」「I’m ready for this」と臨戦態勢に。演奏が始まると圧縮高め、テンション超高めで大盛り上がりだった。米人が「アタタタタータ」と叫んでたのが印象的。

曲終わりで3人が何度もチョコをモグモグ食べるフリがあるのだが、そのシーンを目の前でみて僕はX風に言うと爆発寸前だった。

正確にどこの曲の後だが忘れてしまったが、紙芝居が入る。ベビメタが召喚され世界を周りメタルレジスタンスの第2章が終わる、という内容だったかと思う。まさかこれがロンドンへの布石だったとは。

そしてヘドバンギャー。相変わらず神バンドが映える曲だ。バンバンババンの時のゆいもあ本当にかっこよかった。米人が土下座ヘドバンしていたのに驚き、圧縮がキツ過ぎて腕が上げれない米人も胸から上で土下座ヘドバンしてた。これにもまたプチ感動した。

ここでお決まりのドラが上段からせせりだす。3人が倒れこむ。Moa-metalが倒れながらもモソモソと動く様が非常になんか印象的でした。SU-METALはホントにフラフラなのかな?と思わせるくらいの熱演で左右に揺れながらゆっくり階段を登っていく。この日はニーハイ着用、背が伸びてるからかスカート丈も短めに見えた、なので階段を登る後ろ姿に外人含め前列付近はもれなくドラゴンボールの亀仙人の如く皆心の中で鼻血ブーしていたにちがいない。しかしすごい熱演だった、SU-METALは絶対すばらしい役者になれる。

 

IDZでは少なくとも僕の周りでWODコールは聞こえなかった。周りの外人も後ろを気にしてたけど、もう人がすごくて結局前を見てみんなでルルルーと歌っていた。これで終わってしまうと思うと悲しかったが全力で挑んだ。みんなダメダメ言ってたけどダメジャンプは圧縮キツくて難しかった。

 

そして終演。明るくなりステージ上の3人が「See you!!」というと観客も「See you!!」と大絶叫して3人がはけていく、続いて神バンドがはけていく。スクリーンにはSee you in Metal Resistance 2015の文字。本当にあっという間だった。

周りの外人メイトも皆満面の笑み、それぞれと握手して僕のベビメタニューヨーク公演は終わった。興奮冷めやらぬ人達が口々に感想を話している。そうだよな、話したいよな、素晴らしいなLiveって。と音楽を通じ人々の心がつながるのを感じた。

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入場の時一緒だったニューヨーク在住のイケメンナイスミドルと会場をでる、そこには彼がほったらかしにして一般チケットで後ろから見ていた彼女が待っていた。

「おいおいおい!超綺麗な人じゃあないか!!こんな人ほっといちゃあダメだろ!!」と思いつつも、ベビメタの3人を目の前で見るのと天秤にかけたらまぁしょうがないわな、と変な納得をし、彼らと記念撮影&連絡先交換しホテルへと向かったのであった。本当に素晴らしいライブだったと思います。幸せでした。

 

あんまり長くなりすぎたので、今回の現場参戦からみる海外展開の考察は別途書かせて頂きます。色々思う事ありましたので。

長文失礼しました。これで少しでもニューヨークの温度感が伝われば幸いです。アメリカも捨てたもんじゃないです。今後ともよろしくお願いします。

 

See you!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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2 Comments

  1. POR-METAL

    POR-METAL

    2014年11月12日 at 12:18 AM

    すごい、全曲レポとは。しかもイチイチ面白いし、興味深かったです。
    私もN.Y.のギミチョコ動画見て観客の「アタタタタータ」は聴こえました。
    (おお!そこやるんだw)となんだか嬉しくなりましたw
    ロンドン・インパクトが凄まじくて陰にはなったかもしれませんが、
    それでもN.Y.が大成功のように聞こえていたし、それはとても嬉しかったです。
    日本も負けてられないな

    Reply

    • COMMETAL

      COMMETAL

      2014年11月13日 at 1:14 PM

      コメントありがとうございます!!アメリカ頑張ったと思います。こうして段々日本や欧州みたいに参加型のライブになっていけば素敵だなと思います。アメリカは人も多いし、なんだかんだ影響力大きいですからね。来年はもう少し周る都市増えればいいなと思います。

      Reply

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