今さらだけど,Heavy Montrealの話!

今さらだけど,Heavy Montrealの話!

メイトの貴君におかれましては,先日の米国および英国での公演の様子を収めた映像を電子世界の方で造作もなく発見し,満喫され,また倫敦で予告なく突如発せられた新たな調べなるものに歓喜され「一つ」となり,今や語り継がれる武道館で紡がれた「伝説」の映像作品化(藍光盤)の告知にも,狂喜乱舞のことかと存じます.更には日本放送協会による師走の祝祭に関しての動向に気を揉まれているやもしれません.そんな折,大変期を逸したのは重々承知の上で,小生が初秋の頃合いに見物に参った加奈陀は門土里留のへびぃもんとりおーるの体験をばしたためたく,Babymetal-bioにログインさせていただいた次第であります.

えっと,すでに古風なカッコつけに疲れたのでここからはフツーに書きますね笑 先日書いた記事の和訳です.

ソニスフィアへの参戦を決意し,今住むアメリカ東部からの航空券を手配した,そのちょうど翌日のことです.そう,BABYMETALのHeavy Montreal参加が発表されたのは!!

ぎゃー,Kitsuneさまどうして昨日言ってくれないの~~~~?!

 

という悲鳴を上げたのもつかの間,すぐに気持ちは切り替わり,初ベビメタライブ体験が海外のフェス2連発となることに興奮とニンマリを押さえられず,すぐにHeavy Montreal行きも手配することになりました.7月のロンドン公演とかLA公演は行けそうになかったので…

そんなこんなで,話は一気に飛んで,8月の8日金曜日.午後の仕事をオフり,空路でいざカナダ・モントリオールへ!初めてのフランス語圏を訪れる,ということでロンドンの時とはまた違った緊張感を持っての現地入り.アメリカ東部からなので,飛行機の乗り換えも1度で,夕刻頃スムーズにランディング.空港から出ているバスでダウンタウンへ向い,そこから地下鉄で数駅の宿へ向かう.街を軽く散策,宿で教えてもらった食堂で腹を満たして,部屋に戻る.ライブ参戦の準備として,3−4日全くBABYMETAL聴かない,ベビメタ絶ち敢行中のため,あまり詳しくないMETALLICAのライブ動画なんかをちょろっとチェックして,就寝.

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そして,明けて9日.いつもより,早く目が覚める.いよいよ.いよいよ,来た.

宿を出て,街を見ながらひと駅遠くの駅まで歩くことにする.が,気がつけば早足に,もう少しで駆け出すのでは,というあげぽよなテンションを抑えるのに一苦労.とにかく今日は晴天だ.まだ気温も上がっておらず涼しい.最高のフェス日和じゃないか.

地下鉄での会場へのアクセスはとてもよく,セントローレンス川(Fleuve Saint-Laurent)に浮かぶ小さな中洲にある駅を降りると目の前が会場への入口だ.(ちなみにモントリオール自体もNYのマンハッタン島のように川に挟まれた大きな島になっている)午前11時前には到着したと思うが,既に会場ゲートの開門を待つ人が数千人は並んでいるように見える.BABYMETALの出番は本日の二番目.どれくらい前に陣取れるのか,不安になりながら,列に入る.

そして,いよいよゲートが開き,行列の前から歓声があがる.簡単な荷物チェックを終えると自然と走りだしていた.そしてステージへたどり着くと,こんな感じだった!

Stage2 stage

やった,ちょう前じゃん!!まもなく始まろうとしていた一発目のバンドは左手のメインステージなので,ほとんどの観客はそちらに流れ,右に位置するこちらのステージにはまだ人はまばらだ.ソニスフィアの時もそうだったが,ステージが入れ替わるフェスでは,直前のバンドをスキップするだけで,本当に前に行きやすい.ありがたい!

完全に一人でやってきていた僕は若干の不安もあったものの,ソニスフィアで手に入れたギミチョコTシャツを,ここぞとばかりに躊躇いなくドヤ顔で披露!周りの人も,「おおぉ,それいいいいいね!どこでゲットしたの?」と話が始まる.「ん,イギリスだけどなにか?」と誇らしげにキツネサインを掲げる,うざめの僕.老若男女,僕の周りはアメリカからの客が多かった.ボストン,ニューヨーク,ニュージャージーなど.流石にこの前に並ぶ人たちはベビメタ大好きな人たちばかりみたいだ.

そんな中の一人,おそらくヨーロッパ人が,僕がパリ公演にもいなかったかと聞いてきた.いや,もちろん行きたかったけども.でも違う人だよ,と.青い目には日本人はみんな同じに見えるのか,という海外で何度も体験したあまり愉快ではないことも,今日は大きな心で水に流せる.ベビメタを見に来ている人たちだ,みんなFRIENDSじゃん,って.

そこから1,2時間は待ったのだろうか,左のメインステージで最初のバンドが出番を終える.そして一気に人が流れてきて,かなり後ろまで埋まったようだ.そして前列ではBABYMETALコールが発生.素敵なウォーミングアップだ.

そして.

さあ,時は来た.

キツネ様の祝福.

あの紙芝居からのBABYMETAL DEATHのオープニング,これまでに聞いたことのない悲鳴・歓声.

いつだってこの瞬間が,BABYMETALのショウのハイライトの一つだと思う.

最初は撮影していたものの,もはやジッとしていられるはずもなく,途中まで.すみません.

この興奮と感動を,コトバにしようとすること自体馬鹿げていると思えて仕方ない.パソコン画面で見るのとは絶対的に違う.リアル.そう,We are all alive. The ONEだ!

Crazy. Kawaii. Crazy. Heavy. Kawaii. Bizarre. Metal. Awesome. Beautiful. Yes, BABYMETAL. 

 

IMG_1954

あと,ベースの神ことBOH氏とギターの神こと大村氏,ドラムの前田神のソロ.LEDA氏は撮りそこねてしまったが,レダ神の機材に問題があったみたいでちょっと残念.

まともに撮ったのはこれくらい.やはり携帯を掲げているのがあほらしく,ここからはもうこのたまらないヘビーなサウンドとダンス,カワイイの究極の融合体験に身をまかせることに集中.不思議なもので,終わってから振り返ってみても,サイコーだった,という満足と終わってしまったという寂寥感に支配され,あまり細かなことを思い出せない…これが「神,降臨」していた,ということなのか.

セットリストの方は意外なところがなく,予想通り.ソニスフィアより持ち時間が少し長目とどこかで見ていたので,ヘドバンギャーあたり追加して欲しかったけど,仕方ない…イジメ・ダメ・ゼッタイの前にはかなり長い沈黙があり,間違いなく何かのトラブルを感じさせた.MOAちゃんへのお面クリーンヒットといい,いろいろ災難に見舞われてしまった舞台だったかもしれない.ただ,ソニスフィアにつづき,こんなに近くで新しいジャンル,なんじゃこりゃ,を存分に堪能して,最高の時を過ごしたことは揺るがない.

BABYMETALの出番の後すぐには,他のバンドを観るような気力体力が湧いてこず,木陰でしばし休憩.遅めの食事をとって,会場を軽く回ったりしながら,Unlocking the truthやAnthrax,Off Springなど有名どこを押さえる.そして夜はMETALLICA.オープニングからスケールがデカい.Master of Puppetsを聴きながら,YUI,MOAが踊っている様子を想像するとニンマリしてしまう.今年からやっているという新曲も聴けて,大変満足.長くも,密度の濃い一日が終り,帰路につく.

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翌,10日.この日は,モントリオール市街を1日観光.カナダ第二の都市でありながら,歴史が深い.先住民からフランス人の入植,その後の変遷も興味深い.やはりケベックは北米大陸の中でも特殊だと思わされた.完全に観光モードに切り替えていたため,夢のようなBABYMETAL体験は前日で全て一区切り,のはずであった.そう思っていた.

が,しかし!ささやかなサプライズが待っていた!

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街を歩いていると,ふと何かが目に入った.

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んっ??

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!!知ってる,めぐ(←違うけど),知ってる!!この子たち知ってる!!!

なんと,地元のフリーペーパーの表紙にBABYMETALの三人が!思わず一人声を上げ,即座に写真に納め,3部ほどかっさらう.日本の雑誌などで表紙になったことってありますか?ヤバイですよ,日本,むしろ遅れを取っちゃってませんか??

すぐに手に取り,中を確認.

Projet musical du Japon alliant mélodies métal toxique et sonorités (voire emballage) pop mielleuse typiquement nippones, Babymetal fascine autant qu’il dérange. Autopsie d’un phénomène.

あ,そうだった,フランス語圏だった… というわけで内容までは把握できずじまい.ただ,さくら学院やKOBAMETALへの言及があることは分かる.一応押さえるところは押さえてくれている印象.その後,このフリーペーパーVoirのサイトにオンライン版を発見!フランス語できちゃうぜ,っていうメイトさん,こちらが僕からのおみやげです.

Miel et venin

タイトルは「蜜と毒」,アイドルの可愛いとメタルの激しさを意味しているのかな.

BABYMETALをフェスで観るというのは,単独の公演とはまただいぶ違った体験だと思う.今回,前方,僕の周囲はみなベビメタのファンといえる層で埋まっていたが,中程から後ろは,ちょっとまあ見てやろう,という程度の人たち.そういう一見さんが最初は様子見であったのが,徐々に3人のパフォーマンス,神バンドの演奏でBABYMETALの世界に魅せられていくのを目撃できるのだ.短いセットリストではあるが,その間にどんどん熱が上がるのを感じられる.これから世界でも日本国内でも多くの人に見つかり,単独公演の数・規模とも膨らんでいくことは間違いないが,そんななかでもやはり国内外のフェスへの参加はできるだけ続けて,そのresistanceをさらに遂行してほしい.ただ,実際のところはもちろんonly the fox god knows! (ちなみに,Su-metalが英語がんばっているのが感じられて嬉しい!)

もっとHeavy Montrealでの動画よこせちょちょちょ,というメイトの方には,こちらの動画を見つけたのでシェアです.

(追記:こちらのファンカムを繋げた動画は作成者がCD音源を被せてあって,いま聴いてみると,かなり違和感のあるものになっていました.ご了承くださいまし)

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4 Comments

  1. POR-METAL

    POR-METAL

    2014年11月24日 at 3:49 AM

    >> ベビメタ絶ち
    という発想が私には新鮮でした。ストイックに渇望感を煽り、享受する際の喜びを増幅させるという目的なのでしょうか?
    ちょっと試してみたいと思いましたw
    本当に、彼らのやってる偉業も現象も、受ける側我々もCRAZYだと常々感じます。長年音楽を聴いてきましたが、これが”熱狂”なんだな、と。
    この記事を拝見して、サマソニに参戦しなかったことを非常に悔やんでおります(ノД`)

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  2. YUNO-METAL

    YUNO-METAL

    2014年11月24日 at 7:40 AM

    POR-METALさん
    まさにおっしゃるとおりの意図です!やっぱり動画や音源でもあまりにリピートしすぎると,というか,意識しないとベビメタの場合無限リピートしてしまい笑,どうしても慣れてきてしまうと個人的には思うので,ライブ前は敢えて抑えるようにしています.そして現場で一気に開放.気持ちいいですw

    Reply

  3. xonmetal

    2014年11月25日 at 9:34 PM

    IDZの前に長い沈黙があったんですか…。そういうのは,動画を漁ってるだけではなかなかわからないので,とても興味深い情報です(機材トラブルがあった,という情報は出ていたけど)。実際何分くらいで,その間の客席の状況はどうだったのでしょうか? 不穏だったりはしなかったのでしょうか? その間Babymetalの3人はどこでどうしていたのでしょうか? いろいろ詳しく知りたいことは尽きません。
    Miel et venin は,今英語に訳して読んだのですが,結構冷静かつ突っ込んだ記事で,どうやらKobametalさんに独自にインタビューしているようなので,4か月たった今でもかなり読む価値あると思いました。
    それにしても,Heavy Montreal 参加うらやましい。正直今日本ではチケット取れないので,私も外国行かないとダメかなと考えているところです。

    Reply

    • YUNO-METAL

      YUNO-METAL

      2014年11月27日 at 10:29 AM

      XONMETALさん
      コメントありがとうございます!IDZ前のトラブル,そうですね,短く見積もっても1分,ひょっとすると2分ほど沈黙していたんじゃないかなと思います.YUIMETAL,MOAMETALは袖にはけていたので(IDZの最初なので)ステージ上にはいませんでしたが,SUMETALは中央で後ろを向いたまま待機,神バンドも若干苦笑ぎみな感じで楽器をいじって様子見,という感じだったと記憶しています.観客もすぐに異変を察知したようでしたが,前列の方は歓声を上げてテンションを保とうとしていました.当初のセットリストがどうであったか,知る由もありませんが,もし全くトラブルが無ければ,間違いなくあと一曲やる時間はあったと思います.トラブルにも関わらず,ベビメタは他バンドより早く終わった様子でしたし.

      Miel et Veninの記事,自分でシェアしておいて,コメントを頂いて初めて,あ,Google翻訳すれば読めんじゃん,と気づきました汗…Kobametalにメールインタビューしたようですね!僕も興味深く読みました!!

      個人的には来年,海外のフェスで敢えてドキモや紅月,ヘドバンギャーなどJ-POP,ジャパメタさをかましてくれることを妄想しています.

      Reply

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