BABYMETALは紙芝居と共に

BABYMETALは紙芝居と共に

モッシュメイトの皆さんこんにちは。

SU-METAL聖誕祭、NHK特番、Mステ、「LIVE AT BUDOKAN」発売、新曲「Road of Resistance」の正式公開とお腹いっぱいの年末年始だったと思いますが、いよいよ新章が「新春キツネ祭り」でスタートします。残念なことに僕は参戦できないのですが、その前に一つ訴えておこうと思い書かせていただくことにしました。

この駄文の結論を先に申しますと、「BABYMETALのLIVEの重要なパートである紙芝居の収集・保存を」ということになります。以下、順を追ってご説明したいと思います(以下BMと省略)。

これまでの一部の「紙芝居」はDVD、 Youtubeで過去のものを見ることができるのですが、映像制作を担当されている田中紫紋氏(@SmnT)がtwitterでメタルレジスタンス第二章で26本程紙芝居があったと発言されており、全体としては相当な量になるようです。私などは昨年3月の武道館以降からの浅いモッシュメイトなので、ほとんど見ていないと言ってもいいわけで、今後も全ての紙芝居を見るのは難しいのではないかと思います。

では「見られなくて残念だったね」で済むかというとそうはいきません。その理由は次のようになります。

<紙芝居の効果>

  • 持ち曲が少ないためにLIVE毎の舞台構成に変化がつけにくいという弱点があるが、背景で大きな物語が語られることによってLIVEとLIVEが線で結ばれる。すなわち物語の進展を確認するために、連続して参戦して見届けたくなる効果がある。
  • オマージュ的に、あるいはパロディ的にメタルの歴史やエピソードが盛り込まれ、メタル成分の少ない人向けにメタルの入門的ガイドになっている。
  • 物語は詳細に語られないため、LIVE終了後の余韻や謎解き、元ネタ探し等、リスナー側が勝手に作り込める余白がある→「あまり細かく説明しすぎるのは止めておこうかなって」(KOBAMETAL発言『ヘドバン1』P.52)

こうした効果をもたらす紙芝居ですが、始まるきっかけは「普通にやっていくとMCもやらないし30分とかで終わっちゃうなって思って(中略)やっぱり曲間に何かを入れないと」(KOBAMETAL発言『ヘドバンVOL.1』P.51)という後付け的なものだったようです。実際の作業は「大きなKOBAMETALの構想に対して僕(紫紋)が細部を詰めていく感じ」(田中紫紋発言『ヘドバンVOL.1』P.81)で、KOBAMETALのアイディアが十分反映されたものになっているようです。

当初の「巨大勢力アイドルへのレジスタンス」が前面に出ている段階では、まだメタルのテイストをパロディとして取り込むにとどまっているように思われました。真面目なおふざけという意味では、昔フジテレビで放送されていた「カノッサの屈辱」を連想させます。BMの勢いが増すごとに、紙芝居で徐々に内外のメタルヘッズに浸透していく様子を描かれ(BIG FOXネタ)、本当にそれが実現する段階になると、実はアイドルへのレジスタンスではなく「メタルへのレジスタンス」になっていたのです。

最後のロンドン公演で、「THE ONE(仮)」(当時)が初公開される前の紙芝居はもはや静止画ではなくCGの動画で表現され、なおかつ今のSNS全盛の時代に対してするレジスタンスを訴えるに至りました。

となると「新春キツネ祭り」では一体どのような物語が語られるのでしょうか?期待とともに、不安もあります。世界に向けてこれ迄にないほどの大きな物語が用意されるという期待と、遠からず訪れるであろう終わりに向けての物語が語られないとも限らないからです(当面は無いとおもいますけれど)。

さて、BMの成長とともにスケールアップする紙芝居を、一つとして見逃すべきではないという理由をお分かりいただけたでしょうか。いつか伝説としてのBMを語り継ぐに当たって、フロント3人、バックバンド、楽曲だけではBMの物語は不完全です。紙芝居も重要なエッセンスとして語り継いでいきたいと思う次第です。どっかに倉庫を置いて、紙芝居を保管してもらえないもんでしょうか。スタッフの皆様よろしくお願い致します。

【2015/01/12追記】

2015/01/10埼玉スーパーアリーナ公演での紙芝居を書き起こしてくださったブログがありましたので、引用しながら追記したいと思います。(参照「BABYMETAL BLOOD」-BABYMETAL”新春キツネ祭り”紙芝居文章書き起こし!さいたまスーパーアリーナ-http://babymetal.me/752.html)

  1. キーワード「戦国、武将、合戦」→語り口を和ものに仕立ててきました。WoDを関ヶ原の合戦のようなぶつかり合いに見立てたのでしょうか。更に公式サイトのTOP画像も、メイトさんの読み解きでは「蒲生氏郷(がもう うじさと) 黒漆塗燕尾形兜(くろうるしぬりえんびなりかぶと)」(RUHE-METAL @pawyanty さんのツイート)ではないかということです。スクリーンショット 2015-01-12 07.48.58
  2.  キーワード「Trilogy(トリロジー)」→”3″が繰り返し出てきます。第三章、フロント3人を象徴しているのはもちろんなのですが、紙芝居中で「Trilogy(トリロジー)”の三点を繋ぐ三種の神器を手に入れる為」とあったそうで、3点とは何処か、神器は何か、手に入れた後どうなるのか、謎を仕掛けてきました。更にいえばThe Oneサイトトップの逆三角形のマークですが、1から12までのローマ数字が配置されています。一番上が1ではなく、左斜め上から始まっているのは何故だろうとおもっていたのですが、わざわざ”3″が一番上に来るようにデザインしたようです。どうやら今年は”3″に注目のようです。

写真 2のコピー

Trilogyといえばイングヴェイでしょうか?ぼくはEL&Pでした。

【追記おわり】

最後におまけですが、モッシュメイトの中心世代(40代?)は色々語りたい世代ですよね。BMを語る際の切り口を考えるときに、参考になる本がありますのでご紹介させていただきます。東洋経済新報社刊「アイドル国富論」(境真良・著)です。著者は経産省の官僚ではありますが、筋金入りのドルオタでいまはモノノフです。本書はメディア産業論やコミュニケーション論の切り口から、アイドルと日本経済にどのような相関関係があるか紐解き、日本のみならず世界にアイドル文化の良い影響を与えうるかを考察しています。難しい本ではありませんが、「東洋経済on line」でエッセンス版を連載しており、2015年1月末にアップされる記事ではBMが取り上げられる予定です。ぜひご一読を。

kokufuron

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