「赤い影と黒い光」 ~2日間で一つのライブ~

「赤い影と黒い光」 ~2日間で一つのライブ~

こんばんは。

新春キツネ祭りから3週間が過ぎ、次回の幕張までまだ5ヶ月以上もあるにも関わらず、すっかりBABYMETALロスになっているKAIMETALです。

 

さて、キツネ祭り直前にはBABYMETAL史上3作目となるライブDVD、Blu-ray作品である「LIVE AT BUDOKAN〜RED NIGHT & BLACK NIGHT APOCALYPSE〜」が発売されました。

キツネ祭りのインパクトが大きすぎてレポートを書けていませんでしたが、発売後、約1ヶ月程観続けて自分なりに感じたことがありましたので、投稿させて頂きます。

この作品に感じたこと、それは

「これまでのライブ映像作品とは全く異なる」

ということでした。

 

まず、過去の作品は以下のライブの記録となっています。

 

1作目

「LIVE~LEGEND I、D、Z APOCALYPSE~」

LEGEND ” I ”  2012/10/6 at Shibuya O-EAST

LEGEND “D” SU-METAL聖誕祭 2012/12/20 at Akasaka BLITZ

LEGEND “Z” 2013/2/1 at Zepp Tokyo

 

2作目

「LIVE ~ LEGEND 1999&1997 APOCALYPSE」

LEGEND “1999” YUIMETAL & MOAMETAL 聖誕祭 2013/6/30 at NHKホール

LEGEND “1997” SU-METAL聖誕祭 2013/12/21 at 幕張メッセイベントホール

 

今回の3作目は以下のライブの記録です。

「LIVE AT BUDOKAN〜RED NIGHT & BLACK NIGHT APOCALYPSE〜」

赤い夜 LEGEND “巨大コルセット祭り” ~天下一メタル武道会ファイナル~ 2014/03/01 at 日本武道館

黒い夜 LEGEND “DOOMSDAY” ~召喚の儀~ 2014/03/02 at 日本武道館

 

このように並べてみるとわかるように、”I・D・Z”も”1999&1997″も収録されたそれぞれのライブの間には約2ヶ月から半年程のスパンがあり、会場もそれぞれ違います。

「ある程度の期間の中で劇的な成長を遂げていくBABYMETALを点と点で繋ぎながら追体験すること」

これが私にとって前2作が持つ意味でした。

もちろんどちらの作品も素晴らしく、いつまでも見続けてしまうとんでもない作品だと思います。

 

一方、今回の作品は武道館での2days公演の完全記録となっています。

通常ライブ映像作品を発売する場合、同じセットでセットリストもほぼ同じであるライブを2日間収録することはないと思います。

しかし、この2日間の完全収録は絶対的に必要なものでした。

なぜなら、この作品を観て強烈に感じた印象が

 

「2日間で一つのライブ」

 

だったからです。

 

同じ会場、同じセットではありますが、初日と2日目は全く異なるコンセプトで作られていました。

 

初日は紙芝居なし、ノンストップのバトルロワイヤルとなりました。

2日目はこれまでのライブと同様に紙芝居を挟みつつ、銅鑼、そして最後には召還の演出で閉めるという王道の大円団となり、ヨーロッパでライブを行うという発表がありました。

 

この二日間でBABYMETALがやろうとしたこと。

それは、「海外に進出する前に日本でやり残したことをやり遂げること」だったように感じます。

すなわち、神バンドでのフルセットのライブでそのパフォーマンス、実力が世界に通用すると証明することだと思います。

X JAPAN(X時代)がまだインディーズでやり残したことがあると言い、メジャーからの誘いを断ってVanishing Visionを発表したときのような気概を感じました。

 

初日。

これまでにも既に語りつくされている事件が起こります。

舞台裏を売り物にしないBABYMETALにとって、この事件は「ステージ上に2人が残される」事件であり、突き詰めると「MOAMETALが相棒を失う」事件だったと思います。

そして、結果的に「再び3人がそろう」という奇蹟が起きました。

この日、現地でもMOAMETALから目が離せなくなったように、この作品を何度観てもMOAMETALから目が離せなくなります。

「天下一メタル武道会ファイナル」の文字通り、戦いとなったこの日のライブをBABYMETALは最後までやり遂げました。

IDZの曲中、”サムアップで集合”の部分でいつもきれいに伸びているMOAMETALの背筋が曲がっていたこと。

階段を下りるタイミングでMOAMETALがYUIMETALの手をとる瞬間。

IDZのイントロと「We Are!!」で会場を盛り上げる場面でのMOAMETALの涙をぬぐうようなしぐさ。

「See You!!」の瞬間にMOAMETALの顔から笑顔が消えていたこと。

これらからMOAMETALの心中をこちらの都合良く察することは野暮だと思います。

しかし、目に映るその姿に心を打ち抜かれ、簡単な戦いではない、壮絶な戦いに勝利したのだということだけは確かな実感として残りました。

 

2日目。

前日の戦いに勝利したBABYMETALは、一夜にして貫禄を身につけたかのように変わっていました。

曲数が前日よりも多いにも関わらず、余裕さえも感じる堂々たるパフォーマンス。

”サムアップで集合”のMOAMETALのしゃんと伸びた背筋。

笑顔(MOAMETALちょっとドヤ顔!)での「See You!!」。

2日目にして完全勝利を収めたと言えるパフォーマンスだと思います。

 

2日間を通じた1つのドラマ。

これに感じたのは、武道館での2日間は我々日本のファンがBABYMETALを世界に送り出すことに太鼓判を押せる内容だったということです。

 

私にとってこの作品の意味は、現在日本のアーティストの中で最も世界に近い存在となっているBABYMETALの船出に際し、「あの日感じたワクワク感をいつでも再体験できること」かなと思います。

 

「行って来い、BABYMETAL!」

 

何度見てもこの気持ちが湧き上がってしまいます。

これがこの作品を珠玉の作品だと言える理由になるかなと思います。

 

そして、世界のど真ん中まではまだまだこれからです。

光と影をのみ込みながら進化していくBABYMETAL。

このワクワク感にはまだまだ続きがあるような気がしてなりません。

 

 

余談ですが。

2日目の「We Are!!」でもMOAMETALの涙をぬぐうようなしぐさを確認しました。

野暮だとわかっていながら、同じしぐさでもこれを初日とは違う意味だと捉えてしまいたくなる衝動を抑えきれなくなったことをお許しください。

 

ここまでお付き合い下さり、ありがとうございました。

 

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