私はアメリカに計5年在住している日本人です。2014年初頭、突如急性虫垂炎(いわゆる盲腸)になり、緊急手術の麻酔で寝てる間に毛を剃られ、翌日に退院し、痛みで自宅で身動きとれない時に携帯いじっててベビメタを知って以来、常にベビメタの事を考えている者です。

 

標題の通り、私はベビメタが世界征服すると信じています。

日本で唯一それができる可能性があるのはベビメタだと本気で思っています。

以下になぜ私がそう思うのか、大きくある3つの理由を以下に記していきたいと思います。

 

1.欧米女性シンガーとは違う「アイドル」の新鮮さ

欧米では日本でいういわゆるアイドルと呼べる様なジャンルというか歌い手はあまり見かけない。

ヒラリーダフとかマイリーサイラスみたいな「ディズニーキッズタレント」的なのはいるが、あくまでファン層はキッズであり成人男子では無い。フリフリスカートとかそういった衣装もあまり着ない。

だが、そんなキッズタレント達も成長してくると、何故か派手な化粧+露出大のお色気路線に大体転身していく。不思議だ。宗教的価値観からなのか、「元気ハツラツキッズ」か「自立した女性(色気あり〼)」みたいな二択しかない。

ベビメタはそんな中そんな既存カテゴリに嵌らない、「見た事無い何か」という、初見で人を惹き付ける要素がある。

欧米メインストリーム音楽の5年前の焼き直しみたいなK−POPでは、この領域には達せないと思う。誤解しないで頂きたいのはK-POPはアメリカではJ-POPよりよっぽど知名度がある。ただし、それでは欧米のメインストリームを超える事はできない。圧倒的なオリジナリティ、ベビメタにはそれがある。

 

2.ホンモノの音楽、歌

欧米の最近のメインストリーム音楽は大体打ち込みループにR&B、またはヒップホップ調の歌をのせるのがトレンドだ。

ベビメタはその点、いまや化石の様なバンド形式のメタルサウンドを基盤にしている。

その音にはプロデューサーKOBAMETALのメタルへの尊敬、愛が溢れている。最初はアイドルがメタルという事で敬遠していた人も、その音を聞けばそこに潜むメタル愛を感じて、考えを変えるのだと思う。

現に私もそうだった。ベビメタの事を最初に聞いた時には「おいおい!!アイドルがメタルぅ??俺たちの聖域(サンクチュアリ)に気安く足踏み入れてくれんじゃあねーよ!!」と思ったが、You Tubeでベビメタ見始めて3時間後には、iTunesでアルバムをダウンロードしている自分がいた。そこにはメタルへの尊敬、愛が溢れていた。

ベビメタのメンバー3人は気づいてないかもしれないが、ベビメタの音楽には可愛い3人を前面に押し出して、どこまで良い意味での悪ふざけができるか、そういったメタルを愛してやまない作り手の想いがありありと見える。そこを見つける度にメタラーならニヤニヤしてしまうはずだ。

そしてSU-METALの歌。これは本当に素晴らしい。心洗われるような彼女の声が何故かメタルサウンドにぴったりなのだ。ビブラートも何も無い、ひたすらまっすぐな彼女の声に、言語の壁を超えて世界中の人達が心打たれている。

ラジオ、街中で溢れるありきたりな音楽に飽き飽きしていたバンド全盛世代には、ベビメタはなんだか懐かしくも新しい、不思議だが、確実に心を鷲掴みにする魅力があると思う。なにより彼女達の身を削るような本気のパフォーマンスに自分の人生のあり方を振り返るまでの衝撃、及び少年漫画の主人公に憧れるような感情を抱くのだと思う。

 

3.マジメ過ぎないギャグ感

ベビメタのバランスは絶妙だ。SU-METALだけではきっとマジ過ぎて、暑苦しくなってしまう。

だがYUI、MOAがいる事でメタルダンスユニットという、なんだか不思議な脱力感、海外でなかったオリジナリティを出せていると思う。

SU-METALが大マジに歌う分、横でのYUI、MOAのダンスは本当に素晴らしい。キレてる、これは外人も驚き、なにより一見海外では小学生ぐらいに見える彼女達が、汗だくになりながら激しい音楽をバックに笑顔を絶やさず踊る姿に、皆何か感じるものがあるようだ。僕的にはMOA-METALの倒れても最高の踊りをし続ける様は、キャプテン翼の三杉淳にしか見えない。

メタルだけで育ったバンドでは絶対にやらない、レゲエやヒップホップの要素を取り入れた曲も、彼女達だから許されるのだと思う。大マジなギャグにはなんだか万人を説得する不思議な力がある。

 

あまりまとまっていませんが、以上がベビメタが世界に通用すると私が思う主な理由です。

 

世界で成功する為には「日本人にしては○○が上手いね」なんてのは通用しない、その○○がもっと上手い外人は沢山いるし、大体皆そんなに他国に興味が無い。

アメリカで生活していると、日本人の世界での勢いの無さ、中国人や韓国人、インド人の勢いの凄さを目の当たりにする事が多い。これは本当に寂しい事で、日本人としてなんとかしたいと常に思う。

が、日本人はたまにとてつもない事を成し遂げる、ベビメタは近年まれに見るその良い例だと思う。

スティーブジョブスは「人は形にして見せてもらうまで何が欲しいのか解らないものだ」といったそうだが、本当にその通り、ベビメタは誰もが想像もしなかったイノベーションを音楽界に起こしている。

アイドルファンにメタルを聴かせ、メタラーにはアイドルに興味をもたせ、日本に興味の無い外人には日本とは一体なんなのか興味を持たせている。アメリカでベビメタシャツを着て街にでると、なんだか嬉しそうな顔をしながら外人が「I love Babymetal!! iine—!!」と握手を求めてくる。そんな事他であるだろうか?

既存の国境、言語や文化の壁を溶かし、音楽の力で世界を一つにしようとしているベビメタ、そのメタルレジスタンスの生き証人に皆でなろうではありませんか。

ベビメタは全世界を征服する。それの定義がなんなのかは人それぞれだが、世界中の皆がいつか当たり前に彼女達を認め、そう思う日が来ると信じてやみません。