ベルリン参戦記(たった1枚のCDを買ってしまったせいで)

ベルリン参戦記(たった1枚のCDを買ってしまったせいで)

 

俺はいま人生で初めて味のないスープを飲んでいる

2015.8.26 カタール空港のラウンジで
椅子を2つ使って横になりながら人生について考えている

なぜ、こんな事になってしまったんだ・・・?

このスープ作ったやつ出てこいよ
マジ何入れてこうなったのか
そもそも料理できる奴なのか
やる気なかったんじゃないか
いろいろ問いただしたい!!!

が、こんな事になってしまったのか考えているのは
このスープを作ったシェフに対してではなく
今、俺がどこで何をしているのか・・・

少し過去を振り返ってみる

2014.3.2 何の考えや思い入れもなしに

「どれどれ何がそんな凄いのか確かめてやんよ」

と、手に取った1枚のアルバム
BABYMETAL / BABYMETAL
コレを買ったその日から1曲も聞かなかった日はないだろう
このアルバムのおかげで俺はこんなところまで来てしまった
たった1枚のCDを買ってしまったせいで・・・

今から向かう先はドイツのベルリン

ドイツはカール・ハインツ・シュナイダーくらいしか知らねぇ

ベルリンは例の壁とブロッケンJr.くらいしか知らねぇ

ドイツ語はベンツとワーゲンくらいしか知らねぇ

なのにドイツへ向かうって何だよ
バカかよ
人生なにが起こるかわからないなんて話よく聞くけど
全くの予想外すぎた
でも、もしかしたら
あの日あの時あの場所でアルバムを手にした時から
こうなることは決まっていたのかもしれない

 

2015.8.27 AM6:30 ドイツ ベルリン

寝不足な身体を無理矢理に起こして
ホテルで硬いパンをしこたま食ってから


地下鉄で向かう先は、なんとかってライブハウス

「Huxleys」ってとこ(今でも読めない)

早起きした甲斐もあって現地に8時くらいに到着した
並んでいる列を見てみると知った顔がチラホラ

「お~!大佐ぁ!!!」
「大佐!ついに来ましたね!」
「おっはよ~~っす!」

ドイツなのに思いっきり日本語で挨拶を交わし
行列に並ぶとVIPチケットの人は自主的に番号を書いて並ぶとの事
俺は21番目だった
この時点で朝の8時過ぎ、まだプリキュアすら始まっていない時刻
並んでいる人を見ると日本人以外も沢山いる
ドイツ、ハンガリー、ロシアなどなど
英語が全く理解できない俺は知人達が外国人と語っているのを
なるべく近くで見て聞いていた

知人「アナタハ、サンニンノウチ、ダレガスキ?」(英語で)

外国人「モア!モア・キクチ!」

知人「オー!モア!」

そんな会話をニヤニヤしながら恥ずかしそうに答える外国人
そして知人は先日のフランクフルトでも同じ質問をしたそうだ
返ってきた答えは今日のベルリンでも同じ

モア!
モア!
スー!
モア!
スー!
モア!
モア!
モア!
スー!
モア!
モア!

といった感じだったそう
だからたまに「ユイ!」と言ったヤツとは知人も俺も
ガッチリ握手をしたのは言うまでもない

そんなどこの国の誰だか全く知らない人と
楽しくニヤニヤ話をしているウチに入場開始時間が近づく
VIPチケットに書いた番号順に整列する俺ら
ドイツ在住の日本人メイトさんの素晴らしい仕切りもあり
(本当に助かりました、ありがとう)
そして何よりドイツ人は真面目で
横入りされることなく番号順に並んでくれた

つまり、俺の入場順は21番目

21番目

さい、、、、さ、、、、、、

最前だあああああああああああああああああ!!!!!

日本では相当の引きが強くない限り最前は取れないし
圧縮が酷くて前5列くらいまで近づけたらマシ
って感じでしょうか

そしていよいよ開場し、VIPの記念品とかいう
ホントどーでもいいようなストラップを受取り中に入る
階段を通りピットの入口前にはフード売ってたりする
ここらへんは外国ならではの配置なのかな
でピットに入るとステージが正面にあって
両サイドにはバーがある
(あとでビール飲もうかな)

ん?あれ?

俺、物販ブース見逃したか?
お土産で買おうと思ってたのにヤバい!
いったんピットを出て入口前のフード売ってる人に聞いた

俺「すません物販ブースどこすか?」(日本語)

フード売ってるヤツ「・・・・・?」(ニコニコ)

俺「ブッパン!グッズ!ウリバ!」(原文)

フード売ってるヤツ「・・・」b←親指立ててグッ!てしてくる

ダメだコイツら話になんねぇ!日本語通じねぇわ!(当然)
なんなんだ全くファッキン使えねぇぜ
もっかいピットに入り物販は後でいいかな~って
諦めてステージに近づいて行き
ため息混じりで後ろを見たら物販ブースあった・・・

ホール(ピット)の中かよ!!!

で、頼まれた分とかも合わせてTシャツ買ってステージへ
既に最前列は端を残して埋まっている
せっかく来たのに端はない
こうなりゃ2列目で身長高くない人の後ろ大作戦
ってな感じで下手お立ち台前の2列目で待機した

この場所は言うなれば

「ゆいもあヲタの聖地」

始まる前からドキドキが止まらない
最前列の柵からステージまでは2m程度だろうか
お立ち台までは3mもないだろう
その目の前のお立ち台にYUIMETALが立つのか・・・

想像してみて欲しい
今アナタがいる場所から
大きく3歩移動してみてください
さっきまでアナタがいた場所にBABYMETALがいる

どうよ?

ややっやややyっやややっやyyyっやばいだろ!

そんな俺のドキドキは高まったまま
開演の時間が近づいてくるとどこからともなく
『ベービーメートー!パンパンパパン(手拍子)』
コールが鳴り響く
見慣れた白い幕が無いステージを見つめたまま
音声だけの紙芝居が始まる

フード付きマントタオルに身を包み
下手から1歩、また1歩と
YUIMETAL、SU-METAL、MOAMETALの順で近づいてくる
もちろん俺はこう叫んでいた

「ゆいちゃああああああああああああん」

セットリスト

1.BABYMETAL DEATH
2.いいね!
3.ウキウキ★ミッドナイト
4.Mischiefs of THE METAL GOD
5.悪夢の輪舞曲
6.おねだり大作戦
7.Catch Me If You Can
8.紅月
9.4の歌
10.メギツネ
11.ドキドキ☆モーニング
12.ギミチョコ
13.イジメ、ダメ、ゼッタイ

アンコール

14.ヘドバンギャー!!
15.Road of Resistance

1曲目のBMD
正面から見てMOA、SU、YUIの順で並んでいる
そして曲の途中でYUI、MOAが入れ替わる
めっめmっめの目のmっま前にゆいtったちゃんが・・・
B・A・B・Yってやるところ
「ゆいちゃーん!!!」って言ってしまった
もうこれは仕方ない、スマセン

DVDやBDで見ている景色とも違う
モッシュピットでワチャワチャしながら見る景色とも違う

お立ち台に立つYUIMETALの
ヒラッヒラだけど攻撃に特化した衣装
ツインテールの髪の毛はフワッフワしてツヤッツヤ
肌はどこまでも健康的で白くピッチピチ
唇はグロスでキラッキラ

もちろんSU-METALとMOAMETALについても同様にキラキラしていた

圧縮は無いこともないが日本みたいな異常な圧縮は無く
ずっとステージを見ていた。。。

これが最前列の景色か。。。

最の!前は!最の!高だ!!!!!

ライブは進み、おねだり大作戦では有志が作成した
おねだりマニーが思いっきり宙を舞いステージ上にも
マニーが飛んでいったくらいだった
(作ってくれた方ホントにありがとう)

ぐるぐる回らないCMIYCは初めての経験だった
神バンドのソロパートの破壊力は凄まじく
近くで演奏している神々を心酔しきって凝視した

そして「紅月」

O-EASTで見ても、幕張で見ても、SSAで見ても
SU-METALはマジで素晴らしかった
今、俺の5mくらい先でSU-METALが歌う
その歌う姿を言葉にして表現するのは難しくて
何と書いたら良いのか分かりませんが
『あぁ・・・この子は歌って愛されるんだな』
というのがよく分かる。
ベボベのこいちゃんも紅月を聴いて泣いたと言っていた

分かる

SU-METALの姿、声、ダンスは皆の宝物ですね

さらに曲は進みドキドキ☆モーニング
最前にいたけどココのタイミングで後ろに下がる!
なぜなら寝るから
ここはドイツ
周りはジャーマンメタラー
見るからに体格差はハンパじゃない
だけど俺の気持ちは1mmも負けるつもりはない
何よりはるばる日本から来た仲間も沢山いる

そしてWODの要領でズズズっとスペースを確保して

寝た

そして立ち上がったところにジャーマンメタラーが
ドドドドっと突っ込んできて軽いWOD感w

そこからのギミチョコはYoutube効果もあって皆知ってる感じ
思いっきり髪の毛をブン回すガチメタラー
身長170cmの俺がジャーマンメタラーと笑顔で体をぶつけあう
ビビる気持ちはあったがジャーマンメタラーなんか
全然大したことなかった
4~5回倒れそうになるくらい吹き飛ばされた程度だったわwww

イジメ、ダメ、ゼッタイ

これはもう何も言わなくても分かるでしょ?

最高だ!!!!!!!!

WODも先頭きって突っ込んだけど大丈夫だった
7~8回吹き飛ばされた程度で余裕でしたwwwww

アンコールからのヘドバンギャーでも土下座したし
RoRではWODもコールも日本とほぼ変わらない
ジャーマンメタラー熱い!!!
ただ周りのヤツらがデカくて、髪長くて、裸のヤツもいたりで
見渡してみると視界に入ってくる
ワチャワチャしてる人達は全員が笑顔でした

全員が笑顔でした

あれは嬉しかったな。。。

大歓声

会場にいる誰もが笑顔で拍手と声援を送り
See You と3人は帰っていきライブは終了した

ライブ後の開場前では記念撮影したり談笑したり
ビール片手に盛り上がっていました
そして俺もビール飲んでホテルに帰り
翌日の移動のためにベッドで休みながら
見慣れない天井を見ながら今日の事を思い出す

いままでYouTubeやライブDVDとかで見ていた光景
それを体験したいがために無理をした
右も左も分からない
言葉も文化も人種も違う
文字通り「異国の地」で
大好きなBABYMETALのライブ見た

そこには俺と同じような日本以外の外国人も
何人いたか分からないけど確かに来ていた

俺たち観客は現地に行くまでに金や時間を
BABYMETALのために費やして
思いっきり楽しむことができた
かけがえのない思い出として今後の俺の人生で
輝き続ける出来事になるだろう・・・
とても笑顔だった、凄く笑って過ごした時間だった
BABYMETALの3人と同じ日本人であることが
誇らしく思える気分だった

さて、ステージの上にいた3人はどうだろう?

SU-METAL
広島県出身の高校3年生がドイツのステージに上がり
自分自身がメインボーカルとして歌い、踊る
もしかしたら同じ境遇の人でも
ドイツでステージに立ち、歌い踊ることは出来るかもしれない
だが、あんな大歓声を得られるのだろうか?
その大歓声を浴びて彼女は何を思うのだろうか・・・

YUIMETAL
神奈川県出身の高校1年生で特技はダンス
幼少期からダンスを学び、努力する事を止めなかったんだろう
自分が世界中を踊り回る日々を想像していただろうか?
楽しそうに歌い踊る彼女はどう思っているんだろう・・・

MOAMETAL
愛知県出身の高校1年生でアイドル大好き少女
歌って踊るだけではなく彼女の笑顔と視線により
心を射抜かれた外国人がどれだけ増えた事だろう・・・
視線が合う外国人の満面の笑顔を見て
彼女は何を思うだろうか・・・

そんな事を考えながら目を閉じる
答えは考える間もなく浮かんできた

俺たちが笑顔になった分と同じかそれ以上に
絶対に3人だって笑っている!!!

ネットでも実際に聞こえてくる声でも
BABYMETALの事は本当によく議論されている
メタルか、アイドルか、フェイクか、ギミックか
過去の事例とかを深く深く掘り下げる人もいる
別に議論することに対して
俺は否定も肯定もするつもりは特にない

ただ、ひとつ言える事がある

現場に来てLIVEを見て3人の笑顔を見た人なら
その心に残っているものこそがBABYMETALだ

BABYMETALは最高だ!!!

そんな事をドイツで再確認できた旅になった

ただ、今回の旅はコレで終わりではなく
UK編に続きます

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