「LEGEND -METAL RESISTANCE- BLACK NIGHT」 ライブレポート

「LEGEND -METAL RESISTANCE- BLACK NIGHT」 ライブレポート

 

 

※「RED NIGHT」ライブレポはこちら

 

1.

荘厳たる大式典であり、躍然たる大祝祭であった昨夜の「RED NIGHT」。
警句を吐くことは困難極まりなく、群衆やら熱気やらただただ千万無量であった。
願わくば、まだ幾ばくか余韻に浸っていたいのだけれど、連休明けに欠勤するわけにもいかない。
出勤途中の電車の窓に視線を向けると、僕はぼんやりと止まない雨を眺め続けた。

 

彼女たちのカリスマ性、ビジュアルの良さ、きれいに揃ったダンスルーティン、
YUIMETALとMOAMETALの掛け声に連動するSU-METALのパワフルな歌唱、
そして神バンドのラウドなのにタイトな演奏パフォーマンスは、
パイロやレーザー、白煙などの演出効果とうまく溶け合い、
感動的で迫力ある生のサウンドに裏打ちされたBABYMETALのショーを
いつだって劇場型のスペクタクルへと変貌させる。
強引に括ってしまえば、それらが「BABYMETAL」というジャンルを形成するコアなのだろう。
今日もそうだったが、観客たちはそれに大いに魅了されずにはいられない。

 

演者から放たれる昂然たるエネルギーと、観客たちの体から迸る気焔の炎がぶつかり合い、
アリーナ中が渾然一体となってトリロジーを完結へと導いた横浜アリーナでの2DAYSライブ。
今でもBABYMETALのアリーナショーの極致だと思っているそのライブを観た後、
僕はレポートにそのような感想を記していた。
しかしながら、昨日観た「RED NIGHT」は、一大スペクタクルであったことは間違いないのだが、
あまりにもスケールが圧倒的だったので、今も言葉では表現できない心境でいる。
仮に中央に花道のあるエンドステージであったなら、天空席であそこまで楽しめなかっただろう。
やはり昨日観たものは、屋内ドームにおける完成型のスタジアムショーであったように思う。
ローマのコロセウムに端を発する円形劇場をあの規模で見事に創り上げたのだから。

 

刻々と時は流れ、やがてその日の業務を終える。
ちらりと時計に目をやる。午後18時15分……。
僕は慌てて会社を出ると、足下に注意を払いつつ、急ぎ足で駅へ向かった。
磨き上げた鏡のように、あちらこちらに点在している水たまりを右に左に避けながら。

 

会場へ向かう陸橋の上で強風に煽られる。
横殴りの雨は容赦なく人々の着衣を濡らしている。
自然の脅威が権高に振る舞っているかのような有り様だ。
台風は夜半頃に関東圏へ近づくらしいが、その影響はすでに出始めている。

 

所定のゲートへ到着したのは開演15分前だった。
顔認証を行ってから入場すると、一足早く訪れる猛威に向けて僕は心の準備をする。
稲妻のような轟音を伴う、閃光のように眩しいショーが間もなく始まる。
それはいつだって、観衆を熱狂の渦に巻き込んではあっという間に過ぎ去っていくから、
僕は最初から最後まで全力疾走する心積もりで、
来たる嵐のような凄まじいショーの開演に向けて意識を強めていったのだった。

 

 

 

2.

仄暗いスタンド席の階段を一段一段降りて行って、アリーナから周囲を見渡すと、
場内はすでに満員の観客で埋め尽くされている状況だった。
当たり前ではあるけれど、昨日の天空席とは景色がまったく違った。
頭上には、あらゆる場所から流れ込んでくる喧噪が絶え間なく漂っている。
床上には、抑えがたい興奮が入り混じった熱い吐息がそこら中に充満している。

 

ぐるりとスタンドを一周して眺めると、アリーナが円の中心付近であることを強く実感した。
その中央に鎮座する円形ステージは、さしずめ台風の目といった見方をすることもできる。
僕は指定の座席に腰を下ろすと、今一度巨大な櫓(やぐら)型のセットを瞳を凝らして仰ぎ見た。
想像以上に高さがある。
威厳に満ちているから、ドームの屋根が押し迫っているというより、
櫓自体がドームの屋根を背負っているような趣があった。
この位置からでは舞台セットの上までは拝めないが、
どこかのタイミングであの場所に3人が登場する――。
そのことを少しばかり想起すると無意識に体が小刻みに震えた。
高所恐怖症の僕には、あの場所に立つことは絶対に無理だろう。

 

もうじき「LEGEND -METAL RESISTANCE- BLACK NIGHT」公演が始まる。
会場の規模を大きくしながら続いてきた「METAL RESISTANCE」の物語が、今宵、遂に完結する。

 

爆発音とともに崩れ去っていく巨大マリア像をスタンドから呆然と眺めた幕張イベントホール。
世界へ飛び立っていく3人を、誇りと寂寥を胸に抱え込んだまま見届けた武道館。
初のワールドツアーを成功させた彼女たちの凱旋を心から歓迎したさいたまスーパーアリーナ。
ワールドツアーの途中に組み込まれ来日公演に嬉々として参戦した幕張国際展示場ホール。
そして「METAL RESISTANCE EPISODE Ⅲ TRILOGY」を完璧な完結へと導いた横浜アリーナ。
そっと目を閉じると、これまでに参戦したライブの記憶が沸々と蘇り、目頭が熱くなった。
途中から「METAL RESISTANCE」の輪に加わった僕でさえそういう症状なのだから、
鹿鳴館での「LEGEND ~コルセット祭り」やShibuya O-EASTを皮切りにスタートした
「LEGEND “ I ” “ D ” “ Z ” 」から参戦されているメイトの方々は、
今日という日を迎え、感慨もひとしおなのではないだろうか。

 

僕がいるエリアはCブロックだった。
何度か周囲を見渡しながら位置を確認すると、
真横の通路の先に見えているステージが正面ステージであることが分かった。
見知った顔、厳密に言えば見覚えのある “ 角 ” を視界の隅で捉えたのは、
ふと真後ろに視線を這わせたときだった。
先月の名古屋の白ミサで隣だった方が一つ後ろの列にいた。
その方はその時と同様、2つの角を特殊メイクといった体で頭に生やしていたからすぐに分かった。
僕はそっと彼に近づいて話しかける。偶然の再会に笑顔で握手を交わす。
今日はお互いに楽しみましょうと最後に約束してから席に戻る。

 

やがて開演時刻を迎えたが、ライブはすぐには始まらなかった。
昨日は20分ほど遅れて開演したが、今日も少し押しているようだ。
果たして、5分ほど過ぎたところで、「RED NIGHT」の冒頭と同じ映像がビジョンに流れ始めた。
刹那、怒号のような歓声を上げるアリーナの観客たち。
僕はちらりと空中に視線を移し、「嗚呼」と感嘆の声を上げる。
これはスタンドからの歓声だろう、本当に頭上から降ってくる。
急速に胸が高鳴っていくのを覚えながら、
僕は括目して目の前の大きなスクリーンを眺め続けたのだった。

 

 

 

3.

セトリ

01. BABYMETAL DEATH
02. あわだまフィーバー
03. ウ・キ・ウ・キ★ミッドナイト
04. META!メタ太郎
05. Sis. Anger
–. Mischiefs of metal gods -KAMI Band Instrumental-
06. 紅月-アカツキ-
07. おねだり大作戦
08. NO RAIN, NO RAINBOW
09. ド・キ・ド・キ☆モーニング
10. メギツネ
11. ヘドバンギャー!!
12. イジメ、ダメ、ゼッタイ

 

1曲目の「BABYMETAL DEATH」の前奏曲が流れ始めると大きな拍手と歓声が起こった。
“ 聖地ウェンブリーアリーナから始まり、史上最大の決戦となる、ピラミッドの頂点、
最終地、ここ東京ドームへと辿り着いた、メタルレジスタンス、第4章―― ”
観客たちは、お馴染みの染谷歩によるナレーションによって心を掻き立てられ、
映像で流れる過去のライブ映像を、万感の思いで眺め続けている。
“ 諸君、首の準備はできているか? もう一度聞く。首の準備はできているか?”
再び怒号のような歓声が沸く。場内は早くも興奮の坩堝と化している。
“ いよいよ、史上最大の決戦の幕開けだ―― ”
ナレーションが終わった直後、閃光とともに「BABYMETAL DEATH」の凶悪な六連符リフが轟くと、
場内の空気は一気に沸騰し、沸き起こった歓声はそのままオイオイコールへと変わっていった。

 

正面の巨大なスクリーンに、白装束姿の3人らしき姿が映し出される。
どうも天空ステージの映像のようだ。
ウェンブリーアリーナと似た演出に、僕は既視感を覚える。
あの時は意表を突いて出島のステージから現れたが、
今回は棺桶の形をした3つの花道の先端からの登場だった。
しかし普通の登場ではない。3人ともが十字架に磔の状態であった。
そして3人は、それぞれに解放されてポーズを決めると、
両手でキツネサインをゆらゆら揺らしながらセンターステージに向かって歩き始めた。
その直後、祭りの始まりを知らせる祝砲のような仕掛け花火が爆発すると、
観客たちは悲鳴のような歓声を上げながら今宵のライブの開演を強烈に実感したのだった。

 

音響は昨日とは雲泥の差だった。
天空席の位置と違い、アリーナでは、ほとんどクリアな状態で音が聞こえた。
重低音が床下から響いてくることはないが、爆音は床上を這うように鳴り響いている。
音圧はそれほどでもないが、これだけの広い空間をカバーするには十分すぎるほどの音量だった。

 

やがて3人がセンターステージに集結する。
僕の位置からだと、3人はちょうど通路の先に立っているので見晴らしは良好だった。
大観衆が一斉に “ B! A! B! Y!” と大声でコールしながら両手を上げる。
まるで軍隊のデモンストレーションのように、
万の観衆の手が規則正しく上げたり下げたりを繰り返している。

 

3人の衣装は、昨日の黒とメタリックゴールドの衣装とは打って変わり、
原点であり、コンセプトカラーである黒と赤を基調としたものだった。
しかしデザインは変わったようで、過去の同じ配色のどの衣装とも違っているように見えた。
ライブ後にTLで知って膝を打ったのだが、昨夜の衣装は2ndアルバムのジャケット、
今夜の衣装は1stアルバムのジャケットの色彩を模した配色であるらしかった。
いずれにせよ、どちらの衣装もとてもよく似合っている。

 

3人の表情がそれぞれビジョンに映る。
SU-METALの眼光は相変わらず鋭い。
MOAMETALは、涙ぐんでいた昨日とは違い、頬に時折微笑の影を浮かべている。
結果的に、LEDマルチスクリーンの解像度の高さ、性能の良さを立証してしまったようだ。
ビジョンに映るYUIMETALは、まるで人形のような美しい陶器肌で幾重も表情を作っていた。

 

“ DEATH! DEATH! ”  コールが途方もなく場内に反響している。
ライブハウスのそれとはまったくの別物。
声の重みが違う。声の厚みが違う。声の響きが違う。
まるで地獄の閻魔羅社が罪人に対して腹の底から罪状を読み上げているかのようだ。
そして最後の “ BABYMETAL DEATH!” ではひときわ大きな歓声と拍手が沸き起こった。
1つの通過儀礼を終えた者を、参列者が総出で祝福するように、
曲が終わっても、歓喜の声とともにそれはしばらく止むことはなかったのだった。

 

やがて拍手は収まった。
次はいったい何の曲が来るのか、早く知りたいがために誰もが沈黙を呼び込んでいる。
ややあって静寂を破ったのは「あわだまフィーバー」のデジタル音。
まるで押し問答でもしているかのように、ノイズ音と歓声が空中で鬩ぎ合っている。
軽快なイントロのリズムに合わせ、周囲の人たちは徐々に体を揺らし始めている。

 

SU-METALが “ 秘密の箱 ” と唄い始める。
5万人の視線がステージ中央の3人に集中する。
YUIMETALとMOAMETALが “ Our hour ” とステップを踏めば、
一転して場内には陽気な空気が充満し、
5万人が一斉に頭上で輪っかを作ってあわだまダンスに興じた。

 

僕は笑みを零さずにはいられなかった。
正面に映る3人が弾ける笑顔で躍動しているから、自然と表情は緩んでいった。
僕はノリノリで “ Ah Yeah!” に合わせてジャンプをするが、スペースが狭すぎるのだろう、
パイプ椅子に囲まれている他のアリーナの観客たちは、
その場で “ Yeah!” と叫んで手を上げるのが精一杯といった様子だった。
それでも誰もが楽しんでいるのは、周囲に漂う賑やかな雰囲気で十分に伝わってきた。

 

やがて間奏に入り、神バンドが重いリフを奏でる。
僕は気持ちよく頭を八の字に大きく揺らす。
3人が “ いちにーさんしっ!” とカウントを数えれば、観客たちは大声を出してそれに倣った。
最後の “ ひーふーみーよー!” の掛け声は天井を破裂させさそうなほどの勢いがあった。

 

SU-METALが “ シンギン! ” と煽る。
続けて “ もっと!” “ 唄って!”  と煽る。
最後は “ いいね!” と叫んで締める。
予定調和の煽りだが、歌声から表情から可愛らしいSU-METALを拝めるのは同曲ならでは。
僕は存分に、彼女の素の一面とも言えるそれらを堪能した。

 

続く「ウ・キ・ウ・キ★ミッドナイト」では、途中から武道館の時と同じように、
ステージが時計回りで回転を始めた。
セットが電飾で飾られているから、木馬のない巨大なメリーゴーランドといった様相を呈している。
昨日の天空席では確認できなかったが、円形ステージの中央にいる神バンドも、
3人とは逆向きの反時計回りで回転していた。
巨大なからくり仕掛けのオルゴールといった趣で、ゆっくりとした流れで回っている。
照明は舞台セットの上段から蜘蛛手に伸び、観客席から伸びてくる緑色の光線と交わっている。
肉料理のお皿に鮮やかな色の野菜を添えて見た目を美しくするのと同じく、
楽しくて仕方がないBABYMETALのライブに光彩を散りばめてより美しく演出している。

 

「BABYMETAL DEATH」のときと同じく、ここでも観客たちの声がとてつもなく響いている。
低音のエコーが効いた合いの手の大合唱が地響きの如く広がり、場内の空気を震わせている。
一転してブレイクダウン後は、観客たちは静かになり、固唾を呑んでダンスに見惚れている。
手拍子が起こった後、最後のCメロでSU-METALが “ セイッ!”  と叫んで煽ると、
観客たちは再び野太い声で “  ウ・キ・ウ・キ★ミッドナイト  ” と声を張って空気を震わせ、
大盛り上がりのうちに同曲は終了したのだった。

 

BABYMETALの真骨頂ともいえる、心の底から楽しいと思えるライブ。
アッパーチューンの曲が2曲続いたことで場内の空気はこれ以上ないくらいに温まっている。
この位置からではさすがにスタンドの様子までは分からないが、
僕がいるアリーナは終始、悦楽と喝采が混同し、カオスな空間を形成していた。
その快哉なる雰囲気は、続く「META!メタ太郎」でも継続されていったのだけれど、
曲の後半で思いがけず、僕は感極まって涙ぐむこととなってしまった。
連続砲撃のようなイントロのドラムの音が場内に大きく響き渡り、
周りの観客たちに合わせて大声で “ メタッ!” と叫び始めたときには、
その後そこまで感情が揺さぶられることになろうとは思ってもいなかったのだけれど。

 

3人がユニゾンで唄い出すと、観客たちはその美しい歌声に耳を澄ませ、
その後はどこか懐かしさを覚えるフォークメタルの音色に各々体を揺らした。
YUIMETALとMOAMETALがソロを唄えば、それに合わせて再び “ メタッ!” と叫び、
SU-METALが唄い始めると、その “ メタッ!” の掛け声は半分以下に減っていった。
それは反射的なものだったのだろう。
メインヴォーカルの歌声はじっと聴くという習性が無意識に働いた結果だった。

 

水戸黄門を彷彿とさせるBメロに合わせて “ オーオー ” と合唱する人は思いのほか多い。
“ ぶっ飛ばせ、メタ太郎 ” に合わせて大声で “ メタ太郎 ” と声を張る者も多かった。
続く “ メタ太郎 ” の歌声に合わせてフリコピをするのはマストである。
5万を超える大観衆が右手を斜め上に上げるシーンはただただ壮観であった。
間奏では一斉に “ M! E! T! A!” のコールが起こった。
そして再びBメロに入ったところで予期していなかったことが訪れたのだった。

 

ヴォーカルのバックで “ オーオー ” と合唱するのはこれまでにも経験していた。
4月のウェンブリーアリーナではなかったが、6月のシュツットガルトでは体験していた。
先月の白ミサでも、観客たちは一斉に “ オーオー ” と合唱していた。
だからここでも、それは起こるべくして起こったものだと普通に捉えていた。

 

しかしながら、まさかここでシンガロングを促してくるとは思ってもいなかった。
“ オーオー ” の合唱が始まった直後、SU-METALは、マイクを一旦口元に持っていったが、
何も喋らず、ただ観客たちの状況を、場内の様子を把握するのに努めているだけだった。
これは個人的な解釈になるけれど、おそらくSU-METALは、
そこでシンガロングを促すようなマイクパフォーマンスを行う予定だったのではないだろうか。
だけどすでに観客たちが、ある程度統率の取れた合唱を始めていたから、それは撤回し、
一呼吸間を置いて、そののちに、 “ シンギン!” と声を張ったように思えた。
最初からシンガロングをやる予定ではあったが、観客たちがそれを先取りして始めていたから、
彼女は状況に合わせて機転を利かせたのかもしれなかった。

 

心が震えるほどの大合唱がその後も続く。
SU-METALが “ エブリバディ シンギン!” と叫んだ直後だった。
演奏が止み、 “ オーオー ” の大合唱が、
それこそ大地を揺るがすが如く会場全体にこだました。
大声を出し続けているうちに感極まった僕は、目尻に涙を溜めながら、反響のせいだろう、
どこか遠い場所で合唱を聴いているような心持ちで、なおも涙声で声を張り続けた。
その大観衆による大合唱は、まるで巨編映画のワンシーンのようだった。
古の王から発破を掛けられ、大戦に臨む屈強な戦士たちが気勢を上げる、そんな趣があった。

 

会場が一つとなってメタル行進曲が続く。
最後に3人がヒーローポーズを決め、やがて「META!メタ太郎」は終了した。
直後に起こった拍手喝采の嵐が、同曲の演出に対する賛辞を表している。
激しい余韻に襲われた僕はその場で感動に打ち震える。
昨夜の「Road of Resistance」や「THE ONE」でもシンガロングは体験したが、
このアリーナで体感したそれは、言葉にならないほどの重厚な響きがあった。
腹の底から声を絞り出した今夜の「META!メタ太郎」の大合唱は生涯忘れることはないだろう。

 

未だ余韻を引きずっている最中、スクリーンに映像が流れ始めた。
それはこれまでに見たことがない映像で、炎を燃やせ、戦え、怒れ、と煽るような映像だった。
ややあって流れてきた曲は「Sis. Anger」。
BLACK BABYMETALの2人が姿を現すと、場内は瞬く間に異様な熱気に包まれていった。

 

この上なくブルータルなイントロが始まると、僕は激しくヘドバンを始める。
時折肉眼で2人の姿を眺める。
MOAMETALもYUIMETALも真剣な表情でダンスを踊っていた。
この曲はこう魅せるんだという共通理解の元、
可愛いようにしか見えない険しい顔つきで演者に徹し続けている。

 

歌が始まると、観客のほとんどは2人に見入っている様子だった。
だから余計に、サビの “ ざっけんじゃねーぞー ” に入ったところで、
円形ステージや花道の淵から幾つもの炎が立ち上ったときには、
驚いた様子で目を見開いている人たちが多くいたように見受けられた。
もしかしたら炎の熱に驚いてアクションを起こした方も、その中にはいたのかもしれない。
しかしすぐ後の “ おい! おら!” の場面では、周囲の人たちは一斉に大声でコールし、
彼女たちの熱いパフォーマンスに熱意を注いでさらに盛り立てていった。
パイロテクニクスによる炎の演出、そして怒号のような掛け声に感化され、
僕は激しくヘドバンを繰り返す。ツーバス連打が骨身に沁みた。

 

途中から2人は左右の花道へ分かれていった。
小さな体で観客たちを煽りながら大きな会場を支配している。
やがて「Sis. Anger」が終了し、割れんばかりの歓声が沸き起こると、
少ししてから、スクリーンには再び見たことのない映像が流れ始めた。
周囲がざわつき始めたのは、神バンドの面々が花道まで出てきたからだった。
ここで披露されたのは、昨年の横浜アリーナ以来となる、
神バンドによるインストゥルメンタル「Mischiefs of metal gods」だった。

 

確か前日の19日は、別のライブの予定が入っていたはずだったから、
参戦を期待していたLeda神が登場するなら今日しかないと思っていた。
だからライブ冒頭で彼の姿を確認しただけで随分と胸が躍ったのだけれど、
久しぶりに神バンドのインストが演奏されたからさらに心は弾んだ。
僕は瞳を凝らしてLeda神の演奏に見入る。そして歓喜の声を上げる。
場内の至る所からも拍手や歓声が起こっている。
続く大村神の演奏の際は、その美しいギターの音色に酔いしれ、
やや走りぎみのBOH神の演奏のときには周りと一緒になって手拍子を起こした。
久しく披露されなかったこの “ メタルの神の悪戯 ” を待ち望んでいた人は多くいたのだろう。
喜びが爆発したような歓声や拍手、オイオイコールは五月雨式に起こっている。
最後の青山神の怒涛のツーバスに合わせ、僕はそこでも激しいヘドバンを繰り出す。
心地良い快感が、清涼飲料を飲んだ後のように清々しく全身を駆け巡っていく。

 

やがて切ないメロディが場内に流れ始めると静寂が訪れた。
青い光線が幾つも伸び、神秘的な空間を演出している。
そのすぐ後に聞こえてきたのは美しいピアノの旋律。
Unfinshed Version のイントロのメロディだった。
次の曲が「紅月-アカツキ-」だと分かった途端の観客たちの盛り上がりは凄まじかった。
中には金切り声を上げて絶叫している女性メイトも数人いた。

 

SU-METALがセンターステージに現れる。
神々しい登場シーン、そしてあまりの美しさに感嘆の声が漏れる。
やがて彼女が唄い出すと、場内は水を打ったような静けさに包まれた。
しかしそれは嵐の前の静けさといったほうが的確だった。
なぜならば彼女の歌声が強くなり、バックバンドが演奏を始めた途端に、
そして「アカツキだー!」と叫んだ箇所と二度に渡り、
耳をつんざく落雷のような大歓声がアリーナ中から沸き上がったのだから。

 

真っ赤な照明と大量の炎に囲まる中、SU-METALが激しいビートに乗せて体を揺らす。
武道館と同じようにステージが回転する中、SU-METALが俯き加減で鋭い睨みを利かす。
マントを翻し、凛として佇んでポーズを決める様はあまりにも女優然としている。
そして彼女が一たび唄い出せば、僕はもうその瞬間に放心していた。
正直いって、その後のことはあまりよく覚えていない。
僕は何も考えず、ただ彼女の歌声、立ち振る舞いだけに注視していた。
スーッと魂が浄化されていくような感覚を持続的に味わいながら。

 

無心で彼女の歌を聴いているうちに自然と涙が溢れてきた。
ただでさえ楽曲が良過ぎるのに、それに神バンドのタイトな演奏が輪をかけるから、
いつだって「紅月-アカツキ-」を聴くとおのずと涙腺が刺激されるのだけれど、
その素晴らしすぎる演奏・楽曲に、SU-METALの歌声がまったく引けを取っていないから、
否、圧倒的に凌駕しているから、僕はどうにも泣き出したい心境に駆られ、
気が付けばぼろぼろと涙を零しているという有り様だった。
だからご多分に漏れず、今夜も僕は人目も憚らずに涙を流し続けていた。

 

間奏に入ると、大村神とLeda神が左右の花道に移動してソロパートを演奏した。
交互に奏でる旋律的なギターソロに身悶えしながら酔いしれる。
随分と2人の間隔が空いているけどハモリはどうするのだろうと思って見ていたら、
彼らはその場所に留まったまま美しいハーモニーを奏で始めた。
僕はうっとりとした視線を交互に彼らに向けながら唇を噛む。
どうにもまた泣き出したい心境に陥っていた。
そしてSU-METALが再び唄い出せば、括目し、食い入るようにしてステージを凝視した。
ドラムの怒涛のブラストビートに自然と頭は揺れ続けている。

 

サビを聴きながら、SU-METALの歌声は随分と太く、強くなっているなという印象を抱いた。
数年前の、どこか危うさを感じさせる繊細な歌声も好きだったが、
今の彼女のパワフルな声質もかなり好みで、特にこの「紅月-アカツキ-」などでは、
彼女の力強い、情熱的な歌声により、より楽曲の凄み・深みが引き出されているように思う。
僕は終始感銘を覚えながら、稀代の歌姫の真髄をこの目に焼き付けた。
彼女が情感豊かに歌い上げてフッと息を吐くたびに熱いものが込み上げてくるのを感じながら。

 

「紅月-アカツキ-」の余韻が冷めやらぬうちにすぐに「おねだり大作戦」が始まる。
一度収束しかけた歓声が再び盛り返す。
BLACK BABYMETALの2人が登場するとその歓声はより大きくなっていった。
YUIMETALとMOAMETALの2人はステージの上を所狭しと跳ね回っている。

 

僕はここでもまた括目してステージを見つめる。
もしかしたらこれが見納めになるかもしれないという腹積もりで。
思えばこの曲がライブで披露されるのは今年初。
だけど2人のパフォーマンスに見劣りする点は一切ないどころか、鍛錬を積んできた証なのだろう、
ダンスのキレは昨年以上で、歌も息切れすることなく、声量も過去を上回るものだった。
歌詞だけ変えればまだ続けられる、そんな単純な問題ではないのだろうが、
たまにでいいから今後も披露してほしいと願いながら僕は2人のおねだりする姿を眺め続けた。

 

ステージの回転に合わせて踊る2人は、やがて中央のセットの陰に隠れた。
“ だって女の子だもん ” と台詞を言う箇所では2人が交互にカメラに抜かれていた。
スクリーンに映し出される彼女たちの表情は随分と大人びてきたように思えた。
短期間で多くの経験を積んできたからだろう。
素の表情や仕草は今なお年齢以下のように目に映るのだけれど、
こうやって曲ごとに表情を作って堂々とパフォーマンスする姿は熟練のプロそのものである。

 

やがてブリッジの “ 買って! 買って!” のシーンに差し掛かると、
観客たちは一斉に手のひらを合わせて上に突き上げた。
その様は、まるで巫女を祀り上げて雨乞いのダンスを踊る古代の群衆といったようだった。
それにしても観客たちのはしゃぎっぷりはどうだ。
もっとこの曲を見せて “ ちょーだい! ちょーだい!” と、逆にこちらがおねだりしている。

 

盛況ののちに「おねだり大作戦」が終わると再びビジョンに映像が映った。
優しいピアノの調べがバックで流れ、やがて英語のナレーションが始まる。
“ RAIN ” という単語に反応し、色めき立つ観客たち。
続いて披露されたのはSU-METALのソロ曲「NO RAIN, NO RAINBOW」だった。

 

スクリーンにSU-METALの表情がアップで映し出される。
艶のある表情――瞳は微かに愁いを帯びている。
彼女はバックスタンド側の花道から登場したようで、
僕はビジョンを見つめながら彼女の澄んだ歌声を聴いた。
SU-METALが情感たっぷりにバラードを歌い上げている。
パワフルな歌唱で会場ごと圧倒する姿とはひと味違う一面を見せている。
そこにほんの少し、中元すず香の顔を覗かせる一幕も垣間見える。

 

曲が始まったころに沸き起こった拍手や歓声は一切鳴りを潜めている。
誰もが息を呑んで彼女の歌声に聴き惚れているようだった。
“ 絶望さえも ” とサビを唄い出したところでぶるっと身震いがした。
ふと視線を落とすと、両腕には鳥肌が立っていた。
クリアボイスを場内に響かせながら彼女がセンターステージに向かってゆっくりと歩いてくる。
そのシーンは幾ばくか武道館の “ 黒い夜 ” を想起させた。

 

間奏に入ると、SU-METALは舞台セットの中へ入り姿を消した。
大村神とLeda神が背中合わせで美しいメロディをハモる。
名状しがたいなんともやるせない思いに駆られ、僕は顔をくしゃくしゃにした。
SU-METALはもちろんだが、ギターを奏でる2人の神も殊の外美しく瞳に映った。
そこに美旋律の音色がダメを押してくるから、僕は何度も指先で目元を拭った。
なにもかもが美しく見える瞬間を僕は大事に噛み締める。

 

クセのないストレートな歌い方が特徴のSU-METALではあるけれど、
先の「紅月-アカツキ-」も含め、彼女は稀に情動の起伏に富んだ歌い方をする。
それは主に声の強弱、フレーズの微妙なタメに現れるが、それが聴く者の心に、
うっとりとさせる蕩けるような快楽を落とし込んでいるように思える。
日本語の歌を聴くだけでこれほど心地良い気分にさせてくれるのは、
贔屓目に見なくても、生まれてこの方SU-METAL一人だけである。
彼女の歌声はいつだってストレートに心に響いてくる。

 

天空ステージに移動して唄うSU-METALにスポットライトが当たる。
そのシーンはとても神秘的で、天上の女神が召喚されているといった優美さを孕んでいた。
僕は口を真一文字に結び、空中に浮遊しているように映る彼女の姿を見つめる。
どこまでも真っ直ぐな彼女の伸びのある歌声が心の中心にまで突き刺さってくる。

 

照明が落ち、彼女の姿が闇の中へ消えると、スクリーンには神バンドの面々が映し出された。
アウトロの美旋律を、2人のギターの神が、今度は向かい合って奏でている。
本当に楽しそうにハモっている2人を眺めているとこちらまで楽しい気分になってきた。
やがて曲が終わり、結尾部のピアノの音が完全に消えると、場内からは大歓声が沸き起こった。
素晴らしい演奏や演出、そして歌姫であるSU-METALに向けられた拍手はしばらくの間続いた。

 

心が浄化されていくような余韻に浸っていると次の曲のメロディが聞こえてきた。
「ド・キ・ド・キ☆モーニング」だった。
刹那、琴線に触れる沁々としていた空気が一変した。
場内の至る所から陽気な歓声と大きな手拍子が沸き起こっている。

 

サビのメロディがしばらくループした後、3人は、下からせり上がって登場してきた。
それは同曲のPVや武道館でのライブを彷彿とさせた。
場内のオイオイコールが凄まじい。台風を吹き飛ばしてしまいそうな勢いだ。
やがて3人が天空ステージの中央で楽しげにパフォーマンスを始める。
直視できない僕は彼女たちの躍動する姿を正面のスクリーンで堪能する。

 

SU-METALが満面の笑みで “ セイッ!” と叫ぶ。
“ 今何時?” とコールする観客たちの声が何重も場内に反響している。
Bメロに入って起こった手拍子は次第に音量を増大させていった。
サビの “ リンッリンッリンッ!” でフリコピしている人はそこら中にいる。

 

会場全体が明朗な雰囲気に包まれていく中、やがて曲は間奏へ。
3人が、両手を上げたままそれぞれ小さなステージへ移動し、そして倒れ込む。
床に何やら白い模様が投射されているが、雲のようでもあり、花弁のようでもあった。
3人の寝起きシーンがビジョンに次々に映し出されるとその度に大きな歓声が上がった。

 

終始楽しかったからだろうか、同曲はあっという間に終わったという印象だった。
3人が最後にお決まりのポーズを決めるとすぐにステージは暗くなった。
口笛やら歓声やらが場内に充満し、そしてそれが掻き消えていくタイミングで、
すぐに次の曲がスタートした。「メギツネ」だ。
ブリッジの“ キツネ キツネ” のメロディが流れてくると、
場内は再び割れんばかりの歓声に包まれていった。

 

エレベーターで降下して準備を整える時間が必要なのだろう、
神バンドが、何度も両手を上げては観客たちを煽り続けている。
大きく “ オイ!” と声を張りながら万歳を繰り返す観客たち。
やがて3人が艶っぽくセンターステージに姿を現したところで同曲はスタートした。
僕は轟音を全身に浴びながら、芸者然として奥ゆかしいポーズを取る3人に見惚れる。

 

その後は一気に場内が沸騰した。
耳をつんざく “ ソレ! ソレ!” の掛け声。視界全体でうごめく人の腕――。
冒頭から爆発的な盛り上がりを見せている。
ライブは終盤に差し掛かっているが、これまでで一番の熱量だった。

 

僕は満を持してヘドバンを繰り出す。
ビートがとても心地いい。
目を閉じて首を振っていると、観客の掛け声すら祭囃子の一種のように思えた。
これだけの観衆が踊り狂う様は、空前前後のお祭りであるとしか形容できない。
5万超の観客から放たれる熱気に満ちた壮絶な光景はこれまでに見たことがない。

 

KOBAMETALが言っていたとおり、2日間の東京ドーム公演はまさに「お祭り」だなと心から思う。
仮にスタンドの四方から中央の巨大な櫓セットに向けて万国旗が吊るされていたなら、
会場に足を踏み入れた瞬間から今日は祭りだと肌で感じていたに違いないだろうが、
旗がなくても、櫓セットで3人が “ ソレ! ソレ!” と踊るこの「メギツネ」の饗宴を目にすれば、
否応にも大祭典といった趣向を感じ取らないわけにはいかない。
僕は神輿を担ぐような心持ちで終始ヘドバンを続ける。
アリーナは断続的に掛け声や歓声が飛び交い、まさに狂喜乱舞といった様相を呈している。

 

ブレイクダウンに入るとオイオイコールが起こった。
キツネのお面を掲げるSU-METALの眼光は鋭いが、その表情は見惚れるほどに美しい。
やがて中間の煽りパートに突入し、SU-METALが低い声で “ アーユーレディ?” と叫ぶ。
“ アーユーレディ 東京ドーム!” “ エブリバディ クラップユアハーンド!”
観客たちが反応して大きな手拍子を起こす。熱気が場内に充満する。
“ みんな、もっと出せるよね ” “ ぜんっぜん聞こえないよ ”
YUIMETALとMOAMETALの煽りにさらに沸く観客たち。時折黄色い声援も飛ぶ。
その後は2人による煽りが続いた。 “ ソイヤソイヤソイヤソイヤッ!”
観客たちは嬉々としてそれについていった。 “ ソイヤソイヤソイヤソイヤッ!”
そうして場内の熱狂がピークを迎えたところで、いよいよSU-METALが勢いよく叫んだ。
“ ワン ツー スリー ジャンプ!”
アリーナの観客たちがその場で一斉にジャンプする。
視界に映るほとんどの人の頭が何度も上下に弾んでいる。

 

SU-METALの歌唱は鬼気迫る凄みがあるが、
これ以上のものをまだ隠し持っているといったような余裕も感じられた。
彼女は完璧にこの曲を自分のものとし、自在にコントロールている。
さらには抑揚やメリハリをつけ、観客の盛り上げ方をも上手に操っている。
僕は心地よいビートに頭を振り続け、一音の無駄もなく同曲を堪能した。
曲が終わった直後から拍手やら歓声やらが場内に反響し続けているが、
それはBABYMETALの3人と神バンドの4人に対するリスペクト以外にも、
次はどういった催し物で僕たちを楽しませてくれるんだという、
まだ続く祭りに対する期待も込められているように感じられた。

 

その後すぐに次曲が始まる。
不穏なムードを醸し出している前奏曲が流れてくればそれは「ヘドバンギャー!!」。
場内がおおーっと沸いてすぐに、SU-METALが “ 伝説の ” と唄い始める。
Cメロが終わり、チェーンソーのようなリフが轟いた後はベビーヘドバンタイム。
YUIMETALとMOAMETALの2人に合わせ、僕は一定のリズムで首を左右に振った。

 

曲中、 “ こいや!” の掛け声が凄まじい。
ブラスバンドに合わせた迫力ある高校野球の応援でもここまでの凄みはない。
“ からの ” と指を差すMOAMETALは今日も満面の笑みを見せている。
ダンスの最中は真剣な表情を崩さないYUIMETALもここでは笑顔。堪らないギャップを生んでいる。

 

突き刺すような視線で前を見据えたまま唄うSU-METALの凄味のある歌唱が建物中に響いている。
“ もう二度と戻らない わずかな時を この胸に刻むんだ ”
今宵もまた、その歌詞を聴いたときにはひと握りの切なさを感じた。
3人は、その歌詞のとおりの思いを胸にこれまで突っ走ってきて、
そしてこれからも瞬間瞬間を大切にしながら駆け抜けてゆくのだろう。

 

SU-METALのシャウトの後、YUIMETALとMOAMETALの2人が別々に花道へ移動していく。
中央で悠然と構えるSU-METALが真剣な表情を崩すことはない。
マイクスタンドを握り締め、周囲を威嚇するように、射るような視線で睨みを利かせている。
やがてYUIMETALとMOAMETALの合図の下、ヘドバンコールの大合唱が始まった。
花道の淵から幾つもの白煙が勢いよく噴射される。

 

風に揺れる稲穂のように、視界を覆い尽くしている大量の腕が一斉に揺れる。
僕は浅めの折り畳みヘドバンをしながら2人の様子を遠巻きに眺める。
力を抜いている観客たちに対してMOAOMETALから “ ちゃんと見えてるよ!” と檄が飛ぶ。
SU-METALは、ちょっとよく聞き取れなかったのだが、そんなもんかと叱っているようだった。
“ ヘドバン! ヘドバン!” のコールが延々と続くが、それが長いとはまったく思わなかった。
YUIMETALがそこにいる。それだけで僕の心は充たされていた。

 

やがて3人が中央に揃い、気合を入れて “ 頭頭頭ーっ!” と叫ぶ。
刹那、サッと通路に出て土下座ヘドバンを始める何人かのメイトの姿を視界に捉えた。
僕はその場で激しく頭を振り、その後は秀逸なギターリフに酔いしれる。
“ 消えろ ” の掛け声は、 “ こいや!”  のとき以上の迫力があった。
最後にSU-METALが再び “ ヘドバンギャー!! ”  と渾身のシャウトをかまし、
まるで熱病にうなされているかのような異様な盛り上がりを見せた同曲は終了した。
歓声が沸く中、恍惚な表情を浮かべて放心している観客の姿がちらほら目についた。

 

立て続けに「イジメ、ダメ、ゼッタイ」の冒頭ムービーがビジョンに映し出される。
僕はそれを眺めながら小さな嘆息を漏らす。終わりが近づいているのをはたと実感する。
新しく撮り直したのだろう、ナレーションを担うSU-METALの英語はさらに磨きがかかっていて、
途中に挿入された動画のシーンも初めて見るものだった。
“ NEW LEGEND ” “ Wall of Death ” の際に大きな歓声が沸く。
それに気づいた人たちは、頻りにきょろきょろと周囲を見渡していた。
コルセットだ。
昨日はスタンド席から、白い光が無数に輝いている光景を見下ろして眺めたが、
今日は暗闇の中に赤い光が点在している鮮麗な光景を、アリーナ席から見上げている。
僕は首を左右に大きく回し、ナレーションが終わるまでその玲瓏たる赤い光を脳裏に焼きつけた。

 

やがて映像が終わり、SU-METALが “ ルルルー ” と唄い出す。
YUIMETALとMOAMETALの2人は花道でスタンバイしている。
周りの観客たちが次第に興奮していく様子が手に取るように分かった。
そしてSU-METALの咆哮を合図に、左右の2人が炎の中を駆け抜けていった。
観客の歓声が、SU-METALのシャウトとシンクロし、怒涛の響きを轟かせている。
僕は激しいドラムのリズムに合わせて首を振りながら交互に2人の姿を目で追った。

 

イントロのツインギターのハモりがとても気持ちいい。
えもいわれぬ快感が脳内を巡る。
炎が何度も立ち上る中、SU-METALが渾身の歌唱を披露する。
YUIMETALとMOAMETALの可愛らしい掛け声に、観客たちが笑顔で呼応する。
ダメジャンプが視界を覆い尽くす。壮観だった。
機関銃のようなブラストビートが床を這うようにしてこちらに響き渡ってくる。

 

間奏に入るなり大きな歓声が沸く。
ギターの速弾きを、僕は顔を歪ませながら聴く。――沁みた。
再びSU-METALが力強く唄い始める。
自然と嗚咽が漏れたのはそんな折だった。
僕は目に涙を溜めたままま2順目のダメジャンプを飛んだ。
“ 君を守るから ”。
SU-METALの歌声がどこまでも伸びていき、やがてそれは天井付近で掻き消されていった。

 

3人が親指を立ててステージ中央で向かい合っている。
僕は彼女たちを凝視しながら、同じくステージ方向へ向かって親指を立てる。
正面のスクリーンに、親指を近付けた3人の映像が大きく映し出されていた。
僕は腕に角度をつけると、映像の中の3人の親指に重ね合わせるようにして
自分の親指を突き出した。
なんとなくこそばゆいが、その感情を上回る歓びがあった。
ややあって始まったYUIMETALとMOAMETALのバトルシーンを、僕は笑みを湛えたまま見守る。
美しいハーモニーを奏でるツインギターの旋律が再び涙腺を刺激してくる。
途中から僕は泣き笑いの表情で、目の前で繰り広げられている格別この上ないショーを、
ずっとこのまま観続けていたいという願望を胸に眺め続けていた。
SU-METALがハイキックを繰り出し、2人がくるくるっと回るところあたりから、
グッと胸に来るものがあり、遂には涙が込み上げ、次第に視界はぼやけていった。

 

間違いなくベストだった。
演奏、歌唱、気迫、熱量、スケール――。
これまでに生で観た「イジメ、ダメ、ゼッタイ」の中で一番の迫力、クオリティだった。
7人がステージ上から放つエネルギーは、この巨大なドームの隅々にまで波及している。

 

やがてクライマックスを迎える。
SU-METALが力強くDメロを歌い、 “ 東京ドーム!” と叫ぶ。
その後のダメジャンプの場景も見事。誰しもが一心不乱に飛んでいた。
SU-METALが “ 君を守るから ” と豪儀に唄い上げれば再び込み上げてくるものがあり、
凄烈で叙情的なユニゾンの演奏を体中で感じながら僕は再び涙する。
ラスト、3人がピラミッドの隊形となって、最後の一音でポーズを決めたときには、
僕は無意識に手を叩き、わなわなと震える唇のすき間から感嘆の声を漏らしていた。
“ 嗚呼――、なんて素晴らしいんだ ”
狂喜の大歓声が沸く中、僕は機械仕掛けの人形のように同じテンポで拍手を繰り返していた。

 

私たちはやり切った――と心底実感しているのだろう。
3人が満面の笑みで花道に向かう。
そして恒例の“ We are BABYMETAL ”のコール&レスポンスが始まる。
場内は拍手喝采。
観客たちは最初から総立ちだったが、いわゆるこれはスタンディングオベーションだった。
演者の7人に対し、観客総出で最大限の賛辞を送り続けている。

 

コール&レスポンスの途中でのことだった。
1塁側の花道を進んでいる時、SU-METALが足を滑らせて尻餅をつきかけた。
そして起き上がると、振り返り、2人に対してはにかんだ。
するとそのちょっとした事故で緊張が解れたのか、はたまた楽しくて仕方がないからなのか、
ふとSU-METALが、 “ We are ” コールを2度続けた後、3つ目をYUIMETALに促した。
そのまま4つ目のコールをMOAMETALが決めれば白ミサで見た光景と同じだったのだけれど、
SU-METALがそこで、MOAMETALに言わせようとして自分が言うという悪戯をしたものだから、
場内の空気はそこで一気に弛緩し、和んだ。
照れ笑いを浮かべたMOAMETALが自分のヘッドマイクで5つ目の “ We are ” コールをする。
観客たちは、仲の良い3人に優しい眼差しを向けながらレスポンスした。 “ BABYMETAL! ” 。

 

花道とセンターステージでC&Rを行った後、3人はエレベーターで舞台セットの上に向かった。
代わって、神バンドの3人が花道に現れる。
ジミヘンよろしく、大村神が華麗な背面弾きを披露すると場内はひときわ盛り上がった。
BOH神もLeda神も、目も止まらぬ速弾きで観客たちを魅了している。
そして3人が天空ステージに現れると、会場中から再び大きな歓声が上がった。
“ みんなの声もっと聞かせて ” とSU-METALが訴えると、その歓声はさらに大きくなっていった。
そして最後の “ We are BABYMETAL ” のコール&レスポンスが終わり、
カウントの後、SU-METALが巨大な銅鑼の音を鳴らすと、
公演の終わりを告げる花火が爆発し、今宵の祝祭は終了となった。
まさに大円団。
チームBABYMETALに向けられた拍手や歓声はその後もしばらく止むことはなかったのだった。

 

最後に、スクリーンに映像が流れたが、告知されたのは、
東京ドーム2DAYS公演のライブビューイングに関する案内のみだった。
今はまだ終わったばかりで大いなる余韻に包まれているからピンと来ないが、
10月5日頃にはきっとものすごいベビメタロスに苛まれているだろうから、
家に帰ったらすぐにチケットを申し込もう。
ふとそんなことを考えながら僕は会場を後にした。

 

 

 

モアイ像

 

 

 

4.

外に出ると、来た時よりも雨風が強まっていた。
近づいてきている台風は少し前に温帯低気圧に変わったらしいが、
天候がさらに崩れていくことには変わりない。
僕は混雑を避けるため、昨日同様、少し距離のある最寄駅の東口方面へ向かった。

 

帰り道を急ぎながら、ちらりとラクーア方面へ目を向ける。
夜空を走る “ 銀河鉄道999 ” のように目に映る、
闇を切り裂いて進むサンダー・ドルフィンの明かりも、
まるで空中に浮遊する天体の時計のようにも見える、
夜空に大きく映える巨大なリング、ビッグオーの明かりもすべて消えていて、
寒々しいという印象しかなかった。
東京ドームを除けば、周囲の建物は、自然の猛威に備え、
今はただおとなしくやり過ごそうとしているようだ。

 

やがて電車に乗り、僕はこの2日間の公演を振り返る。
両日ともに燃え尽きた。
人間の脳は基本的に集中力を45分以上持続させることが出来ないように作られているらしいけど、
なんとか最初から最後まで集中するように心掛けたから、これほどまでに疲弊しているのだろう。
ほどよい疲れが快感となって、ちょうど今、全身をゆっくり駆け巡っている。

 

余談だが、今回の東京ドーム2DAYSに参加して、ふと感付いたことがある。
今年の WORLD TOUR は、5月のアメリカ東海岸ツアーまでは14曲披露することもあったが、
6月3日に東京ドームの追加公演の発表があった後の WORLD TOUR 、
6月7日以降のドイツ二公演や、7月のアメリカ西海岸ツアーでは曲数は11~12曲に減っていた。
これはひとえに、東京ドームの公演が2DAYSに決定したと同時に、
セットリストを2日に分けて完全に被らせないようにするのも決めたからではないだろうか。
ご存じのとおり、RED NIGHT では全13曲、今夜の BLACK NIGHT では全12曲だった。
ドーム公演で両日完璧なパフォーマンスをするために、ツアーの途中からあえて曲数を減らした。
短く濃く、集中してさらにエネルギーを注ぐために、ドームのデモンストレーションも兼ねていた。
考えすぎかもしれないが、そんな些細ことにふと思考が及んだ。

 

いずれにせよ、BABYMETALのライブは、集中すればするほどより深い陶酔感を得られるから、
どうしても空気が弛緩し、集中力が低下してしまう MC は、やはり必要ないと個人的には思う。
一切躊躇せず、最初から最後まで全力疾走をしてすべてを出しきる。
BABYMETALのライブを余すことなく満喫する上で必要なのはその心構えなんだと思う。
もっともBABYMETALの楽曲群は、一つひとつで楽しめる要素が多く散りばめられているから、
一息ついて気を抜くなんてことはそうそうできることではないのだけれど。

 

2012年から始まった METAL RESISTANCE の物語は、BABYMETALの成長の物語であった。
ストーリー自体は虚構なのだが、彼女たち3人は、METAL RESISTANCE の物語を通じ、
実際にリアルな世界で、時にはアウェーの環境で揉まれ、時には自分の限界を突破してきた。
そんな彼女たちを、僕たちメイトは、思考を虚構と現実のストーリーに交互に行き交わせながら、
リアルタイムで、彼女たちが大きく成長していく過程を見守り、見届けてきた。
それはある種、壮大な叙述トリックの絵巻物を、夢現の気分で眺めていたようでもあった。
今日を持ってその METAL RESISTANCE の物語が完結したことは感無量、それに尽きた。

 

もしかしたら、今日の公演に参加された人の中には、
最後の告知に少なからず物足りなさを感じた人がいたのかもしれない。
METAL RESISTANCE 第3章から第4章へと続く流れがあまりにも劇的だったから、
METAL RESISTANCE の物語はまだ続くかもと期待を寄せていた人もいたのかもしれない。
そんな方には残念だったと言葉を送るしかないのだけれど、いずれまた違った形で、
METAL RESISTANCE に似た物語が始まるかもしれないから、その時までともに待ちわびよう。
とはいえ、アーティストが高みを目指していく上で、
国内の会場としては頂点である東京ドームをすでに制してしまったから、
今度は何をゴールとする物語が始まるのかあまり想像がつかない。
あるとすれば、数年後に完成予定の新国立競技場、もしくは海外のどこかの会場――。

 

公演の内容そのものに思考を巡らす。
舞台セットは、武道館を踏襲したセンターステージだった。
たださすがに規模が違うので、スペースを巨大な棺桶型の花道で埋めていた。
演出も武道館を模していたものが多かったが、そもそもが最初からオマージュだったのだろう。
それは両日の公演名からも容易に推測することができる。

 

そしてひょっとしたらだが、武道館を模した円形の回転ステージ、曲ごとの演出等は、
雑誌のインタビューで、武道館は少し悔いの残る公演だったから、
リベンジという思いも込めていつの日か同じセットリストでまたやってみたいと答えていた
3人の意を汲んで、KOBAMETALが用意したのかもしれないし、違うのかもしれない。

 

そのBABYMETALの3人については、これはもう絶賛するほかないだろう。
あの若い年齢で、あの巨大な会場を支配するどころか、観客のすべてを掌握し、制したのだから。
スタンドだけでなく、アリーナの隅々まで人がぎゅうぎゅうに詰め込まれている状況だったから、
彼女たちが受ける “ 圧 ” は相当なものであったと思う。
だけど彼女たち3人は、今回も、観客たちの発するエネルギーをすべて受け止めた。
そして観に来てくれた観客たちすべてに極上の愉悦を与えた。
もう十分にわかっているけど、彼女たちは本番やプレッシャーにとことん強い。

 

ビジュアルの良さだけに止まらず、
育ちの良さ、性格の良さからくる内面の美しさが、
オーラとなって全身から醸し出されているから、
彼女たちはこれほどまでにファンから愛されているのだろう。
そしてこれほどの偉業を次々と成し遂げていっても、
彼女たちは決して驕り高ぶることなく、常に謙虚でいる。
それは前述の内面の美しさが根底にあるからなのだろうが、
さくら学院で学んだことも大きな影響を与えているように思う。
アーティストとしての基本姿勢や心構えはもちろん、
人としてとても大切なこと、大事なことを、たくさん、
かけがえのない仲間たちと一緒に吸収したのだから。

 

フィナーレで花道を練り歩く3人の姿が未だ頭から離れない。
あのシーンは、オリンピックのメダリストが表彰を終えて、
メダルを掲げながら場内を悠々と歩く場面と通じるものがあった。
極限まで自分を追い込み、そして自分に打ち勝った者だけが手にすることが出来る勲章。
すべてを出しきり、なにもかもから解放されたあとに訪れる無上の喜び。
あの充実感に満ち溢れた、清々しい笑顔を、僕はそっと心に刻みつける。
金メダル級の素晴らしかったショーの思い出とともに。

 

 

MOAMETAL:私たちも12月の横浜アリーナでお客さんと同じタイミングで知ったんですけど、
いまだに全然実感もないし、あそこに立ったらどうなってしまうんだろう、
その先はどうなっていくんだろうってことがまったく分からなくて。
でも最近はこの3人なら、このチームなら何でもできると強く思えるようになったので、
今はどういうステージになるのかなって想像するのが楽しみDEATH!

 

YUIMETAL:これまでの2回のワールドツアーで本当に沢山のことを吸収してきたので、
それを自分たちが発信していくような存在になりたいですね。
で、最後には東京ドームが待っているので。今はまだ実感がわかないし、不安もあるんですよ。
でも、ワールドツアーの中で一回りも二回りも大きい存在になって、
東京ドームが似合うような存在になって帰ってきたいDEATH!

 

SU-METAL:これまで、知らない土地にいって、知らない食べ物を食べて、
知らなかった人たちと出会って、その人たちとライブを作ってきて……。
どんどん未知の世界に踏みこんでいくのが快感になってきているんですよ(笑)。
それに、このアルバムの曲たちを、ライブで育てていきたいと思っています。
それにはみなさんの力が必要だし、みんなで1つになれるようなライブをして、
その集大成を東京ドームで見せたいと思います!

 

 

今年の WORLD TOUR を始める前頃は、東京ドーム公演に関して、
三者三様上記のような事を答えていたが、3人ともが言うように、
彼女たちは自分たちを信じ、共にツアーで大きく成長し、
そして集大成となるライブを、伝説レベルで、ここ東京ドームで有言実行してみせた。
2日間を振り返ると、僕は、筆舌に尽くしがたい感銘を覚えずにはいられなかった。
あれほどの壮大なショーを、この次いつ目にすることが出来るのかは想像がつかない。

 

彼女たち3人は東京ドームの2DAYSを大成功に導いたことで、
これまで以上に、より自信を深めただろう。
しばらくは達成感に浸り、少し休んで英気を養い、来たる12月のイギリス遠征に備えてほしい。
そして来年はまた、彼女たちがやって来るのを心待ちにしている世界中のファンのために、
WORLD TOUR を敢行し、人種や言語の壁を超える “ 平和の音楽 ” を彼らに届けてほしい。
それが今の彼女たちの運命 “ Destinies ” の物語 “ Tales ” であるように思うから。

 

 

海外ツアーのことを考えていると、
ふとシュツットガルトのライブ後のことが脳裏に浮かんだ。
会場の外で少し休憩していると、上気した顔のドイツ人青年が、瞳を爛々と輝かせながら、
チームBABYMETALとまったく関係のない僕に向かって、
まったく見当違いのことを日本語で言ってきたことがあった。
そのドイツ人青年は少し日本語が分かるらしく、
最初に「こんにちは」と言って僕に話しかけてきた。
おそらくは、楽しい時間を過ごしたことに対する感謝の言葉を、
誰でもいいから日本人に伝えたかったのだろう。
一瞬戸惑ったが、僕はとりあえず固い握手をして彼の熱意に応えた。
無視するのは気の毒だし、そうしなければ、他に思いつく落としどころはなかった。

 

その時に彼が言った台詞を思い出し、僕はフッと笑みを浮かべる。
もしかしたら僕以外にも似たような経験をされた方はいるのかもしれない。
あの時のドイツ人青年が真剣な眼差しで僕に向かって放った言葉はこうだった。
「BABYMETALを日本から連れてきてくれてありがとう」

 

 

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2 Comments

  1. NITO-METAL

    2016年9月26日 at 1:11 PM

    素敵なライブコメント有難う御座います。私も、2日間参戦していたのですが、貴方のライブコメントを読ませて頂き、あの時の情景が甦って来ました。私もred night スタンド観戦、black night アリーナ観戦でしたので、正にデジャビュを感じている様でした。又、babymetalのライブに参加された時は、今回の様な素敵なコメントお願い致します。

    Reply

    • TERI-METAL

      TERI-METAL

      2016年9月26日 at 9:14 PM

      NITO-METALさん
      コメントありがとうございます。2日とも同じような位置で観戦してたんですね。今思えば、アリーナとスタンドの両方を経験できたのは良かったなと思っています。別の楽しみ方が出来ましたからね。また機会があればレポは書いていくと思います。これからも宜しくお願いします。

      Reply

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